昇り階段 500段近く
最初は余裕だったけど だんだん 足が上がらなくなってきた
上の方から 「おばあちゃんがんばって~」
孫の声に励まされて 杖を頼りに一段一段昇ってきた
目の前には 落葉山
あそこまで 行く予定だけど・・・
今度は急な階段を ひたすら下る
長いなが~い階段
やっと 山を下った
小鳥のさえずる中 車の走る音がかすかに聞こえる
もうすぐ・・・有馬に向かう あの道に出るはずだ
もう 30年以上も前 歩いた道だから
少々不安
目前に いきなり神戸電鉄の有馬線
踏切もない線路を こわごわ横切った
電車を見ながら ここでお弁当
車道を横切り 谷に降りる
“おもしろそう~” と 孫がはしゃぐ
今度は 蓬莱峡の水辺に 連れて行ってやりたいな
再び 山を登る
急な山道
子どもたちは元気いっぱいだけど・・・
落葉山までは 体力が続きそうにない
「おばあちゃん 右? 左? どっちにいくの?」
「思わず 左」 と 答えた
有馬温泉に下りる道だ
落葉山を目ざすのは また今度にして
金の湯に ゆっくり浸かった
中国人の団体さんがいっぱいの有馬温泉
またまた温泉の中で ちょっぴり会話
あ~楽しい!!
温泉饅頭をほおばり
梅の花を見て
足元のフキノトウを見つけたりしながら
また 2キロほどの道を歩いて 家路に向かった
子供たちは まだまだ元気
私は 黙々と 足を進めた
家について飲んだ
紅茶のおいしかったことといったら・・・