ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

辞めたるっ!

2019-09-03 23:16:01 | 仕事

昨日一週間の住み込み介護から戻りましたが、

でもって『大草原のビッチの告白』の続きをやりたいところなんですが、

ちょこっと近況をば。

 

3ヶ月ほど前に男爵邸で続投決定!した私でしたが・・・ やっぱりというか何というか、辞めることにしました。

理由? 3つあります。まずはスターリング・ケアへの不満

呆れた不手際後も、ケア・マネージャーのヴィッキーは、男爵夫妻から距離を置いていました。そのうえ、

以前は男爵夫妻のケアのアップデートを私がメールすると折り返し「ありがとう」のメールをくれていたのに、それすら寄越さなくなりました。

さて、7月始めに、エマと私が男爵夫妻のための買物用に使えるカードができてきました。

カードでの買物にはカードを預かった時間と返した時間の記入も必要なので、それまでの『現金での買物記録』とは異なる、

新しい『カード使用記録』用紙を作って送ってくれるよう、ヴィッキーにメールしたんです。

でも何の返事もなし。夏休みの時期だからヴィッキーもホリデーに行っているのかな、と思って辛抱強く待ち、

8月に入ってまた『カード使用記録』はどうなってるの?のメールを送りました。

でもやっぱり返事はなし。

電話すればよかったんですが、男爵邸は村はずれの丘肌にあり、スマホの電波具合?がよろしくなくて、

電話がかけ辛い・かかり辛いんです。でも WiFi はあるので、連絡はもっぱらメールでしてました。

先週になっても『カード使用記録』について何の音沙汰もないので、とうとう私、ある日の午後の休憩時間の散歩中に、

ヴィッキーに電話してみたんです。そうしたら、

「ヘイリーが少し前に男爵邸に行く機会があったから、持参して男爵のファイルに綴じ込んだはずよ」

人が良すぎる私は、

「あ、それは失礼。じゃあ確認してみて、もし見当たらなかったらまた電話するね」

と言って電話を切ったけど、そして用紙はちゃんとファイルにあったけど、考えてみたら、

なぁんでそう一言、メールしないんやワレっ!?  

と思いました。私はエスパーじゃないんだから! 言ってくれなきゃわからないじゃないっ!!

私からのメールでの依頼と催促はガン無視してくれたわけで。雇用主への忠誠心、この時点でほぼゼロ。

 

理由のふたつめは、私と交代で隔週に住み込みをするため雇われたエマです。

アホなのか無能なのかでも書きましたが、どうもやることが、今いちどころか、今ご・・・くらいで。

一杯になった食べもののゴミ(残飯とか野菜の皮とか)袋のてっぺんを結ばずに外の容器に捨てたので、ハエが湧いていたり、

木製のまな板を食洗機でまわして歪ませてしまったり。

男爵殿のカシミアのベストを他の衣類やらタオルやらと一緒に洗って縮ませてしまったり。

注意されたあとでも、ハイリスクの食品(ハムとかスモークサーモンとか)のパックを開封したあと、ラップやビニール袋で

包むことなく、そして開封した日付を記すこともしないまま、冷蔵庫に戻したり。

なめとんのかワレっ!?    

 

そして三つめの理由は、残念ながら、奥方様です・・・。

奥方様、エマの前任だったマーガレットと私が辞めたい気持ちでいることを伝えられた4月上旬から、

物の言い方や態度を改めてくださって、仕事環境は改善されていたんです。が・・・

やっぱりあの年齢(90歳)で今さら変わるというのは無理な話だったんでしょうか?

ここ一ヶ月ほどでの間に(・・・?)という反応が見られるようになってきていました。

一例を挙げると、7月に、男爵殿のシャワーのホースが壊れてしまったんです。

シャワーヘッドは大丈夫だったので、ホースだけ金物屋・・・DIY店で買ってきて交換すればいいだけの話。

なので奥方様にそう言ったら、なぜか配管工を呼びたがったんです。しかしですよ。イギリスの業者はあてにならなくて、

私たち住み込みヘルパーが使うバスルームのバスタブのシャワーが壊れていたけれど、配管工をようやく

つかまえられたのは、3ヶ月も経ってからだったんです。なのに、なぜ、わざわざ配管工を呼びたがる?

しかもその言い方が、むきになったような対決姿勢。目が笑っていない。

ちょうどその日は週一で通ってくれるお掃除専門のスーが来ていた日で、私たちの会話を聞きつけたスー、

「あぁこれならホースだけ買って交換すればいいですよ。DIY店ならどこでも買えるはずです。」と私に加勢してくれたので、

ようやく奥方様、私にホースを買いに行かせてくれました。

でもこの出来事は、難しかった以前の奥方様を思い起こさせ、イヤな予感がしました。

その後も(?)と思うような言動が、些細なものですが、ありました。

 

さて男爵殿は、ここ数ヶ月も、折りに触れての激しい咳き込みに悩まされていました。

医者に診てもらい胸部レントゲンを撮ってもらい痰のサンプルを分析してもらっても、一向に治まらず。

なので奥方様、先週男爵殿の息子さんに相談し、プライベートのお医者さんに日曜日に往診してもらうことになったんです。

往診の前日の土曜日の朝、男爵殿が私に、「両足の第二足指が触られると痛む」と訴えました。

第二足指は、ひと月ほど前から痛むとおっしゃっておられて、でもわざわざ医者に行くほどではないとのことなので、様子を見ていたんです。

幸い翌日は、プライベート医師が来てくれることになっていたので、男爵殿にプライベート医師に相談してみたいか訊いたところ、

「相談してみたい」とのお返事。

そこで私は、3人でテーブルについていたとき奥方様に、男爵殿の足指も翌日来るお医者さんに診てもらうようお願いしました。

(私はお医者さんの往診の際に同席を頼まれるかわからなかったので。)

すると奥方様、両手で頭を抱えるポーズをして、

「・・・それはできないわ!医者は、長引く咳き込みの診察に来るのだから。」

 

こうして文字で書くと、大したことに思えませんねぇ。でもその言い方が!声のトーンが!険しい表情が!もう何ていうか、

「ハァっ!?

って言いたくなるような感じだったんです。 「いったいどこに問題がぁっ!?」 って。

4月以前に何度もクサらされた、大仰なあのポーズ、取り付く島もない、ばっさり切り捨てるような態度。

(私、そんなおかしなこと頼んでないよね? なのにこの人、なぜこんな反応しなきゃならないのよ!?)と、

この時点で私もキレたので、腹の虫を抑えて一緒にその場で聞いていた男爵殿に

「問題がありそうなので、直接奥方様にお話していただけますか」とだけ大声で頼み、その場を離れました。

(男爵殿は認知症の初期段階なうえ耳もやや遠いので、普段は口数少なめです。)

その日のその後は奥方様と会話する気になれなかったので最小限しかせず、淡々と仕事をこなしました。

 

タイミングが良くなかったですね。

9連休を楽しんで・・・楽しみすぎたので仕事のモードに戻るのに苦労していたところに、

スターリング・ケアへの不満とエマへの不満もつのり、そこにきて奥方様の理不尽な態度。

(やっぱりもうたくさん。辞めたるわっ!)との気持ちが固まりました。

 

翌日のお昼前、プライベートのお医者さん(とてもてきぱきと快活で感じの良い男性医師)が来て、私も同席を頼まれたので同席。

お医者さんを手配した男爵殿の息子さんも来ました。私、男爵殿の痛む足指については、長引く咳き込みの相談が終わったら、

お医者さんに診てもらうよう頼むつもりでいました。頼んじゃいけない理由があるとは思えなかったので。

でも、男爵殿が!お医者さんから「他に何かありますか?」と訊かれると、足指が痛むので診て欲しいと、自分からお願いされました。

認知症のため記憶が曖昧だろうに、覚えておられたんです。そしてもちろんお医者さんも、そうお願いされることに

何の問題もありませんでした。

 

診察のあと、お医者さんを見送るため男爵夫妻を居間に残して息子さんと私が外にでたとき、息子さんに訊かれました。

「昨日○○(奥方様のファーストネーム)が電話で『ゴン(私のこと)の気分を害させたかも』と心配していたけど・・・?」

辞職は1ヶ月前に通達しなければならないのですが、ちょうどその日は9月1日だったのでキリがいい。

午後にメールで辞表を送るつもりでした。

なので隠しても仕方ないと思い、息子さんに辞める意志が固まっていることを伝えました。

息子さん、「○○は直接口に出さないかもしれないけれど、ゴンのことはとても高く評価していますよ」 と残念がり、でも

理解してくださいました。

私も残念です。奥方様とはうまくやって行けそうだと信じ始めていたので・・・。

 

と、いうわけで、去年の秋に続いてまた転職することになりました。

来月半ばはアグネスを訪ねて一週間ドイツに行くので、新しい仕事は、ドイツから戻ってからでも・・・いいかな?

(いいとも!

 

 

《 オマケ - オットー父は未だ入院中――今日で丸2週間――ですが、退院が間近な模様です・・・

 

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2 コメント

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Unknown (rabbitmiku)
2019-09-05 16:59:04
チビままです。

そうだったんですね。。。
でも約1年間、本当にお疲れさまでした。
ほんと、奥さまの態度、会社への不信、そして同僚のいい加減さ、、、それはやめる理由が3表紙3揃った感じですね。
唯一、素敵な邸宅だったのが良かったですが。
そういえばイギリス人って、自分に都合が悪いこと、したくないことには返信しない人けっこういませんか?
会社の人なら言語道断ですが、私も似たような経験がありました。
一言返信すればこっちは随分と助かるのに。。。思いやりがないというか、ほんと不親切ですよね。

ドイツにいらっしゃるんですね!!羨ましいです。
大好きな場所で思う存分羽を伸ばしてきてくださいね。

オットー父さん、退院されるんですね。。。
どうかご無事でありますように。(周りの方たちが)
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Unknown (ハナママゴン)
2019-09-07 03:17:28
そうですか、イギリス人て、返信を怠る人もけっこういるんですね。
私はイギリス人の知り合いが限られているので、気づいたことはありませんでした。
ほんと、たった一言ヴィッキーかヘイリーが「用紙は出来上がってファイルに綴じたわよ」とメールしてくれればいいだけのことだったのに、それができないって・・・呆れました。
次の雇用主はマシであることを祈っています。

オットー父、幸いまだ退院していません。
血圧が低いうえ転倒して切った腱もそのままなので、昨日、病院側が手配したキャスター付歩行補助器と洗面用椅子が、オットー両親宅に届けられました。
病院側は、退院させられそうとなったらすぐ退院させるでしょうから、いつ「退院なので迎えをよこしてください」の電話が病院から来るか、オットーとヒヤヒヤしています・・・
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