ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

ヘルムスリーの町で日本人女性の遺体発見

2018-09-29 22:46:12 | 事件

昨日珍しく日本のニュースをチェックしてみたら、在英一日本人として聞き捨てならないニュースを見つけました。

日本人とみられる3人を一時拘束 英の住宅から遺体 - テレ朝ニュース

 

 

Roofer つまり屋根の葺き替え作業をしていた業者がひどい異臭に気づいて警察に通報し、屋内で遺体が発見されたそうです。

屋内のどこで発見されたのか、遺体に不審な点はあったのかなどの詳細は今のところ一切不明。

遺体の身元は発見現場を住所とする日本人女性リナ・ヤスタケさん49歳と発表されました。

死亡時刻と死因は目下解明中で、現在のところリナさんの死は “unexplained” として扱われています。

 

遺体が発見されたのは9月25日(火)午後6時頃で、場所はヘルムスリーという町のボンドゲイト通り。ストリート・ヴューで

ボンドゲイト通りを見てみると、ニュース画像にあるような石造りで前庭のある長屋(屋根続きの家々)は片側の一部にしか

ありません。しかもニュース画像にばっちり写っている昔風の街灯は12軒つづく長屋の前では一ヶ所にしかないので、

遺体が発見された住宅は、・・・

 

・・・2017年4月のストリート・ヴューによると玄関扉がモスグリーンをしている、あの家ではないかと思います。

ニュース画像では玄関扉は白ですが。

 

ボンドゲイト通りにつぎの昔風の街灯が立っているのは、異なる様式の家の前ですから。やはりあの家で間違いないかと。

 

 

でもって、ヘルムスリーってどこよ?となったので、調べてみました。ノース・ヨークシャーにあるマーケット・タウンだそうです。

私が4年前にホリデーに行った古都ヨーク(参:『ヨークひとりあるき①』から北に33kmくらいの距離にある、2011年の人口が

1515人しかない小さな町(Helmsley - Wikipedia からの情報)。

 

ボンドゲイト通りは町の中心であるマーケット広場から東へと向かって延びる主要道のひとつのようです。

12軒の石造りの長屋が並ぶのは、その北側。

 

ヘルムスリー、素敵な建物が多くて散策したら楽しそう。

 

 

しかも!食べもの屋さんや、特にカフェ/ティールームが、異常に多いっ!!

町外れには、廃墟ではあるけれどヘルムスリー城跡もあるし(参: VisitHelmsley)。なかなか魅力的な町のようです。

機会があったら行ってみたいな

 

 

こんなのどかな田舎町の住宅から遺体で発見されたリナ・ヤスタケさん。安武里奈さんというアテ字が真先に浮かびましたが、

本当のところはどうなのでしょうね。ノース・ヨークシャー警察は、リナ・ヤスタケさんに関する情報の提供を一般に呼びかけています。

あの住宅の登録された所有者はミチコ・ヤスタケといい、同住所には作家だという46歳の男性とふたりの女性―51歳と75歳―が

住んでいて、リナさんの遺体の発見後3人とも逮捕されましたが、のちに保釈されました。日本人家族らしい人々があの住宅に

引越してきたのは1998年で、当初は5人――20代か30代の若いカップルと、年長のカップルと、子供一人――がいたようでした。

 

事情聴取でリナさんの写真を見せられたご近所さんたち: 「もう何年もここに住んでいるが、あのような女性を見かけた覚えはありません。

あの家の住人たちはとても謎めいていたので、いったいあそこに誰が住んでいたのかをはっきりと知る人はいませんでした。」

      「若いほうの二人は、外で会うと視線を逸らしてアイ・コンタクトを避けました。高齢の女性のことは、窓の中、あるいは若い二人を

玄関で迎え入れるときに戸口に立っているのを何度か見かけただけです。理由はわかりませんが、若い二人は鍵を使って玄関扉を

開けることをせずに扉をノックしていました。」

「彼らの隣人が少し前に屋根を修理してもらっていたのですが、約2週間前に、彼らの家にも足場が組まれたのです。」

 

以前の隣人A: 「引越してきたときは夫婦と思われた二人は、のちに姉弟として知られるようになりました。あと年長の男性と女性と

女の子がいました。女の子は4歳か5歳くらいだったようですがとても小さくて、ある種の障害があったらしいと人から聞きました。

女の子のことは何度か外で見かけたし、窓辺で鉢植えの間から外を眺めているのを見たこともあります。でもその後もう長いこと、

年長の男性と女の子は目撃されていません。おそらく日本に帰ったものと、誰もが思っていました。私の知る限り、あの女の子は

学校へは行かず、めったに姿を見せることもありませんでした。もう20年も前のことですから、今は成人しているでしょう。」

 

以前の隣人B: 「以前あの家の近くに住んでいたので、あの家の前もよく通りました。あの家にもう一人女性が住んでいたとは驚きです。

遺体で発見された女性が、20年前にいた女の子だった可能性はないんですかね?」

 

近所の商店の男性: 「警察に(遺体で発見された)女性の写真を見せられましたが、まったく見たこともない人でした。あの女性を見たことが

あるという人はまだいませんね。あの家の住人のうち二人が、毎週うちの店で食料品を買っていました。前もって書面で注文しておき、

それを取りに来るんです。最初は夫婦だと思っていましたが、そのうち姉弟らしいと噂で聞きました。お互いとのみ会話し、とても物静かで

他人とはほとんど口をききませんでしたが、感じは良かったです。」

 

同じ店で働くペニー・ブラッドリー(51歳): 「あの二人は別のお店で出入り禁止になったんですよ、スタッフと諍いがあったから。

二人とも英語での会話はあまり上手ではなかったけれど、書く方は完璧でした。なぜ知っているのかというと、以前私がコストカッターという

別の店で働いていたとき、スタッフに関する苦情の手紙を寄越したからです。苦情のひとつは私に関するものでした。私が二人の

応対をしているときに他のスタッフと会話をしたから。もうひとつは別のスタッフに関するものでした、彼女のブーツに泥がついていたからです。

わざわざそのスタッフの家まで後をつけていき、苦情の手紙を投函したんですよ。そんなことがあったので、あの二人は来店を遠慮するよう

申し渡されたんです。二人とも働いているようには見えなかったけれど、二人は姉弟で、彼は作家だという噂でした。彼の書く英語は、

たしかにとても流暢でした。」

 

・・・・・ 屋外で屋根の葺き替え工事をしていた業者にもわかるほどのひどい異臭が漂っていたということは、リナさんの遺体はかなり腐敗が

進んでいたものと思われ。屋内に成人が三人も住んでいながら遺体の存在を知らなかったとは信じられません。同居人が死んだら、

普通は遺体を放置して腐乱させたりせずに通報しますよね?病死や事故死だったのなら、なぜ通報しなかったのでしょうか。

家の所有者とリナさんは同姓ですが、どういう関係なのかも不明です。姉妹?伯(叔)母と姪?従姉妹?義理の姉妹?リナさんはあの家に

住んでいたようなのに、近所の人がリナさんを見た覚えがないというのも不気味です。最近着いたばかりだったのかなぁ。

まだ49歳(私より若い!)なのに、異国で客死したリナさん。

彼女のご冥福と、その死に事件性がなかったことを祈りつつ、続報を待ちたいと思います。・・・・・

 

 

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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怖いです!! (チビまま)
2018-09-30 08:50:30
ええええーーーー!!
こんな事件(?)があったとは知りませんでした。
しかも、こんなイギリスの田舎で誰にも知られずに。
誰も見掛けたことがないなんて、不自然ですよね。
しかも、同居人たちもかなり謎めいています。。。
お店に出入り禁止なんて相当ですよね。

うーん、本当に迷宮入りしてほしくない事件ですね。
ご冥福をお祈りします。
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不可解ですよね。 (ハナママゴン)
2018-10-03 04:08:14
テレビのローカルニュースにはなったでしょうが、全国ニュースにはなっておらず、私も日本のニュースをチェックしていなかったら見逃すところでした。
あの家に住んでいた3人とリナさんはどういう関係だったのか・・・
いったいリナさんに何が起こったのか・・・
どのような状況で死を迎えたのか・・・
なぜ死後もそのまま放置されたのか・・・

毎日続報をチェックしているんですが、まだ何も入ってきていません。
続報がないまま終わってしまわないことを祈るのみです・・・! 
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