気ままに?!

朝の散歩を始める 息子の療養生活➈

8月半ば 息子が自宅療養を始めて2か月弱 この間息子が外に出ることといえば庭で花を見たり 
大好きなキュウリやミニトマトの収穫の手伝いくらいでした。

一度だけ帰宅早々に花しょうぶを見に公園へ少しのおやつを持って出かけたことがありました。
しかし公園のベンチでおやつを食べた途端 吐き気を催し そのあとは吐き気が治まらず
苦しい思いをさせてしまいそれからは外出は控えていました。
 
でも花火大会の日のパニック騒動は息子がまだ健脚で充分歩けることを私に教えてくれました。

それで息子に提案しました。 「早朝散歩に行きませんか? ご褒美は帰り道コンビニに寄って 
大好きなものを買ってくること!」息子の顔が瞬間パッと明るくなりました。

翌日の8月16日から開始して 疲れないように1日おきにすることを決め
その日の夜 ビニール袋 マスク 財布を入れた小さめのリュックと帽子 スニーカーを
玄関に用意して早めに床に就きました。

案の定 息子は私が目覚める前に起きだして着替えも済ませていました。
私も急いで身支度を済ませ お水だけ飲んで出発です。 AM4時半。

9月上旬までは約50分コース コンビニのお買い物は おにぎりと巻きずし
薄焼きせんべいに決まっていました。

この頃息子は おかゆ ポタージュ カステラなどの噛み応えの無い食べ物は飽きてしまい食べなくなっていました。

コンビニのおにぎり 巻きずしは家に帰ってノリを剥がして 剥がしたノリを
ゴマ粒にように小さく切って点々と貼って食べさせました。

不思議にもコンビニのおにぎりを丸々1個食べても吐かないのです。
多分朝食時は胃が空っぽというのも吐かなかった理由かも知れません。

朝食はコンビニのおにぎり 昼食はコンビニの巻きずし の生活が10月上旬に散歩をやめるまで続きました。

とにかく 好きなもの 食べたいものを食べさせることが優先でした。

9月中旬になると50分間の散歩が疲れるのか コンビニに行くだけの散歩になりました。 

そして10月4日の夜 いつものようにリュックなどの準備をしているとポツリと 「明日からは散歩行かない」と
小さな声で言いました。 「疲れちゃうのかな?」「うん。疲れる。」「じゃあ行かないのがいいね。」 
約一か月半続いた散歩は10月3日で終わりました。

お日様が昇る前の散歩 ピンクやオレンジに染まる雲など綺麗な空の景色を息子のおかげで
楽しむことができました。
 



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