父 私を娘ということは薄々認めてきていますが 父が認知症になる前の
私の事を忘れてしまっているので何となく他人行儀です。
ヒゲを剃ってあげても 爪を切ってあげても何となく遠慮がちなのです。
そして私に話しかける言葉も丁寧です。「こんなに綺麗に剃って下さってありがとうございます。」とか「お陰様で・・・・」とか
そして何回も泊りがけで遊びに来ている我が家の事も忘れていて「どちらに
お住まいですか?」などと言うので 「爺ちゃん(父) お正月三が日が過ぎてから毎年お泊りに来ていて 〇〇と一緒に私のお家からあっちこっちに初詣に行っていたんですよ」と答えると 父の顔の表情が一変して〇〇ちゃんはどうしている? 元気か? と矢継ぎ早の質問です。
〇〇は 私の長男で重度の自閉的発達障害者です。支援学校の高等部を卒業後 入所施設にお世話になっております。
父は孫である私の長男の事をいつも気にかけて心配していました。
入所施設にお世話になってからも毎週末や 盆暮れには帰省していましたので コロナが蔓延する前までは 週末 盆暮れにはいつも〇〇を連れて父に会いに実家に行っておりました。
父に〇〇が元気でいること コロナが下火になって面会ができるようになって しばしば私が息子に会いに行っていることを告げると「そうか そうか 良かった 良かった」と何回も頷きながら喜んでくれました。
私の長男の事を思い出してから父は連鎖するように次々色々なことを思い出したのです。
私が庭で野菜を作っていること 私の夫が早く亡くなってしまったこと・・・ 一緒に毎年旅行したこと。
父に記憶はキッチリ残っていてその記憶が脳の中のどこの引き出しに入っているか分からなくなって引き出せなかったのだと思います。
今回は最大の心配の種でもあり最愛の孫でもある私の長男を思い出したことで色々思い出したようです。
でも又今日の出来事を脳のどこかにしまい込んでしまって取り出せない日々が来るのでしょう。
長男が帰省出来るようになったら真っ先に父に会わせたいと今思っています
午後 秋晴れの下で来年の春の花壇用の苗をセルトレーに1本立ちに仮植しました。
ビオラ まだまだ小さかったけれど

リナリア 茎がミシン糸のように細いのですが1本立ちに

どちらも120本の苗作りです。
枯れてしまった時のための用心に残った種まき苗は暫くこのまま育てます。


アーチのてっぺんで薔薇 ピエールドゥロンサールが咲いています。




菊も見ごろになってきました。





秋になってもまだクレオメが咲いています。

そして いつもの我が家の庭
今日は多重露光で遊んでみました。

