goo blog サービス終了のお知らせ 

気ままに?!

広くも無い庭でガーデニングと野菜つくり 時々花見の旅に出かけています

父の四十九日法要と庭の虫たち

2023-04-15 19:11:21 | 父の事
今日は今年の2月に103歳で亡くなった父の四十九日の法要でした。

菩提寺本堂で住職さんの読経 それに続く焼香。

本降りの雨の中お墓に移動して 住職さんの読経を聞きながらお線香をお墓に手向けました。

その後は 割烹料亭での歓談

誰もが父の在りし日の話をしながら笑顔です。

近所の方 親戚など30余名 

父が100歳を超えても自転車に乗っていたことや脚立に乗っての庭木の剪定をしていたこと

97歳までは毎年家族とお泊りの旅行に行っていたこと 100歳過ぎても日帰りの旅行はしていたこと

102歳を過ぎたころから軽い認知障害になり時々は粗相をしたりの話にも和気あいあい 

誰もが 「良かったね~ 爺ちゃん」と遺影に声をかけるような和やかさです。

笑顔で送られ 笑顔の法要・・・ 長寿だったからこそです。

長兄には「長い間 お疲れ様 ありがとうございました。」の感謝を私と姉から伝えました。

しばらく会っていなかった従妹たちにも父のおかげで会うことが出来ゆっくり話す時間が持てました。

でも やはり これから暫くは お葬式や法事とは無縁の時を過ごしたいものです。



 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



昨日のこと 午前中は風もなく穏やかで庭に出ると蝶々が乱舞していて リナリアの花が咲いているところでは 虫の羽音がブーンと聞こえます。

シメシメ 今日は蝶々と蜂さんが撮れるかな?と思いカメラを向けましたが撮れたのは ホバリングが得意であまり激しく動かない蜜蜂さんのみ。





キアゲハは動きが激しくシャッターを切ったときには影も形もカメラには入ってなくて只 ヤグルマギクが写っているだけでした。

モンシロチョウも春先より動きが激しくなったような気がします。
飛翔シーンは撮れず終い。 
やっと カキナの葉に停まっているものだけです。

どれもこれも1250分の1のシャッタースピードで連写で撮ったものばかりです。
それでもミツバチの羽は激しく動いて撮れています。
ミツバチって「どんだけ~」速く羽を動かしているんだろうって写真を見て改めて考えてしまいました。




父が旅立ちました。

2023-02-25 19:25:19 | 父の事
父が昨日の午前亡くなりました。

一時は昏睡状態になるものの持ち前の生命力で復活して重湯 水ようかんなどが食べられるようになり車いすで動けるようにもなり 私たちは「やっぱり爺ちゃんはすごいね~。」 「ここまで回復できたのだから 今年の104歳の誕生日は絶対迎えることが出来るね~。」などと話し合っていました。


「兄ちゃん・・80歳間近になっても親の面倒を見なければならないのも大変と思うけど・・・・」 
「イヤ~ 気が付かないうちに昏睡状態になって そのまま逝かれてしまったら心残りだし・・・・とにかく復活してくれて安心したよ。」との長兄の言葉

先ずは一安心ということで そろそろ日帰りだったら少し遠出しても大丈夫かな?   それでは 少し足慣らししておきましょう と長めの散歩に出かけたのは一昨日の暖かかった天皇誕生日。




畔にはオオイヌノフグリが咲き 遅咲きの梅もチラホラ咲いてまさに散歩日和でした。

空き地ではツグミが餌さがし?


そんな日の翌日に逝ってしまうとは思わず、呑気なものでした。


父の旅立ちの瞬間に立ち会えなかった私でしたが 様子を聞くと大きな呼吸を少しした後スーッと眠るように逝ったそうです。



春の息吹が感じられる頃に亡くなった父に実家で逢った瞬間 私は涙も出ません。
悲しいとも感じませんでした。

口からついて出た言葉は 「爺ちゃん 長い間お疲れ様でした。 これで本当にやっとゆっくり出来るね。 すっごく良い顔をしているよ ハンサムだよ」



自分の親が亡くなってもこんな言葉と感慨しか沸かない自分は親不孝なのだろうかと ふと 思ってしまいます。

母が90歳で亡くなったときは泣けてなけてしかたがなかったのに父の時はそうならないのは何故だろうと昨夜 父の遺影用の写真を探しながら考えました。

98歳ころまでは私たち子供と年に2回ほどお泊りで旅行に行っていました。
写真係の私のハードディスクには父や母の写真が沢山入っていますが「コレ!」と思うものがなかなか見つからず昨夜はほぼ徹夜で父の写真選びににと言うより 思い出に耽っていました。

そして思ったのです。 親孝行したよね。私たち。って



母が90歳で亡くなってから12年。それまで母を頼りにしていた父を私たち子供が支えたり時には支えられたり。

母の時は元気なまま あまりにもポックリ逝ってしまったのでもっと親孝行しておけば良かったなどと悔いが残ったような気持でした。

今は父が 枯れるようにすーっと逝ってくれたのが私には慰めになっているような気がします。
 


今年から父の介護も復活です

2023-01-09 18:27:14 | 父の事
今年の正月 実家にいつもの年のように兄弟や姪 私たちが家族で勢ぞろいしました。
我が家は喪中ですが住職さんが 浄土真宗は普通にお正月を祝ってよろしいのですよと言う言葉に従って門松や鏡餅だけは遠慮しましたがその他のお正月らしきことはいつもと変わらずにして過ごしました。

そんなことで上記のように大勢実家に集まり今年104歳を迎える父を囲んでお節料理を頂きました。

父 相変わらず元気で食欲も旺盛。 
只 半年前までは 私のことを分ったり分からなくなったりだったのですが今は全く分からないようです。


去年6月から私の代わりに介護してくれていた姉のことも秋ごろからは全然分からなくなったようです。

それでも父は「ここにいる全員 誰か分からん。 ここが空っぽになってすっかり馬鹿になってしまった」と自分の頭を指さし笑いながら言うのです。

なんとまあ前向きな生き方でしょう。

こぼしながらでも美味しそうに箸を使って自分で食べ 誰が来たとも分からないのに大勢の人が集まっているのが嬉し気です。



そんな父ですが トイレを使えば汚し放題 食事をすればこぼし放題ですので
長兄だけに介護をお願いするのは気の毒です。

今年からは私も加わり 姉 兄 時には姪たちにも加わってもらっての介護になります。


去年の秋までは嫌がらずに行っていた週1回のデイサービス 冬頃からは嫌がるようになり服の着替えを自分ではしなくなり介助しようとすると払いのけることもあるようです。


そんなことを聞いてからの最初の私が介護当番の日(1月6日) デイサービスに送り出すために朝早く実家に行くと 父はパジャマに綿入れ半纏を羽織ったままの姿です。


抵抗されるのではと少し不安でしたが目一杯の笑顔で父に向かい「着替えしようね~」と耳の全く聞こえない父に話しかけながら服を父の目の前に差し出すとゆっくり後ろ前を確かめながらも時々間違えては直すことを繰り返し着替えしました。


着替えてしまうと 父はデイサービスに行くスイッチが入ったようでお迎えの車が早く来ないかと玄関先で待っています。


父を送り出した後は父の寝室 居間 トイレの掃除をしてお仕舞いです。

父 よく食べ 良く寝て 暖かい日は散歩もして 今年も元気に過ごせること間違いなしのようです。

我が家の庭 冬場は彩がありません。 
多肉の寄せ植え(乱れています) 枯れたアジサイ 霜を纏った雑草の写真をはめ込みながらの父の近況です。

近頃の父

2022-04-08 19:14:47 | 父の事
毎週 火曜日と金曜日に父の様子をみたり父をデイサービスに送り出すために実家に行っています。


デイサービスに行く金曜日を除いて 父は家に居ます。

昨年の暮れまでは家に居る時は 暖かい縁側で預金通帳を並べて預貯金の計算(笑)
私と兄は 「お金に執着があるとボケないらしいよ~」 「ふ~ん それなら当分大丈夫だな~」 

お正月のひ孫に上げるお年玉も 父がのし袋に入れてひ孫の人数分を用意して お正月にひ孫に手渡ししていました。


そんな父が最近は一切 預貯金の入っている引き出しを開けようともしなくなりました。
日がな一日 居間で炬燵に入っています。


朝になると起きてきて 居間で 兄が炬燵脇に用意しておいた服に着替え
ます。 
兄の凄い所は一切着替えなどを手伝わないことです。

父はゆっくり服の前 後ろを確かめて 時折は肌着を股引と間違えて足を入れたりしていますが 父が気が付いてチャンと着られるまで黙って見ています。
私ならもう手出しをして着せてしまいます。 その方が遥かに早く済ませられますから。


食事もそうです。 私なら父をダイニングに呼ばずに居間の炬燵に運んでしまいます。
でも 兄は違います。
ご飯の用意が出来ると「ご飯が出来ましたよ」と書いた紙を父に見せて
父をダイニングテーブルの父の席に越させて 一緒にご飯を食べます。


一事が万事このようにしています。
今年103歳になる父があまり認知症が進まないのは父が持って生れた
特性もあるでしょうが 兄の父に対するこのような生活なればこそとも思います。


只 以前なら 預金通帳もさることながら 「動かないでいると足腰が弱くなる」と言って 杖を突きながら ゆっくり庭や近所を一回りしていましたが 暖かくなったのに 今は炬燵に入りっぱなしの生活になってきました。

何もしなくてもとても疲れるようです。


やはり この歳になれば一日 一か月の経過は大変な時間のようです。


全く耳が聞こえなくなった去年の夏からは父との会話は筆談になりました。

その筆談も近頃は少し長い文章ですと読んでいるうちに内容を忘れてしまうようになってきて 専ら今は単語だけの筆談になってきていて意思疎通が上手くいかず 父も不安になってきているようです。

父が「なんでも直ぐに忘れてしまう 日に日に馬鹿にになって行くのが分かる」と言いながら 不安げな顔をしているのを力付ける言葉も文章も今の父には届けられないので ただ背中を撫でたり手を握ったりするのみです。


そんな父ですが 食欲は旺盛です。
いつもの時間より食事時間が遅くなると 呼ばなくてもダイニングに来て
「ご飯はまだか?」といった顔つきでキッチンを覗きます。
勿論 完食で 時にはお代わりの催促もします。


二週間に一度の訪問診療の日は シャキッとします。

先生が来る時間の一時間前にはお風呂に入って新しいパジャマを着て待っています。
勿論 毎回血圧も脈拍も異常なしです。 お通じも 便秘薬を半分にしてからは粗相をすることも無く快調です。

前回 血液検査をしましたが 全く異常なしでした。


ただ 体力は 高齢の事もあり仕方のないことで それでも昼間ベッドで横になることも無く居間で聞こえないテレビを見て ご飯も家族と一緒に食べて トイレにも1人で行っている・・・それだけで充分健康と思います。
寒さには当たらないように生活させてください。が先生の言葉です。


金曜日・・・デイサービスに喜んでいく日が多いのですが 行きたくないという日も時にはあるようになってきました。
その時は無理強いせず休んでも良いようにしようと兄と話しています。


父の爪を切りながら 髭を剃りながら思うのです。

何もしなくなった父の手 爪は随分と綺麗になってきています。

そしてお顔はツヤツヤ 耳は福耳で分厚い耳たぶです。

今日久し振りに朝からの快晴 父の気分も上々♪
デイサービスのお迎えの車が待ちきれず 門まで出てお迎えを待ちました。

父を送った後兄が実家の庭で育てている花を撮ってみました。



















 
 















8日ぶりに実家に行ってきました。

2022-03-09 22:46:32 | 父の事
いつもは週2回 火曜日と金曜日に行く実家。



この前の木曜日に兄から電話が有って 
「明日 爺さん(父)のデイサービスは休みだってさ。 とうとうオミクロンが出ちゃったらしいので で いつも朝早くから来てもらって支度の手伝いして貰っているけれど 明日は 来てくれなくても大丈夫だから。 それと~申し訳ないのだけれど 火曜日に来てもらっている日を水曜日に替えてもらえないかな~  
水曜日 夕方から用事が有って 爺さんの夕食の時間までに帰れないので爺さんの夕食の支度と 爺さんと一緒に夕食を食べてくれないかな~」という内容でした。



「勿論‼ OKよ~。  なに? 19時までには帰ってくるって!? そんなに焦って帰って来なくてもいいよー。 兄ちゃんが帰ってくるまで爺さんと一緒に居るから たまにはゆっくりしておいで~。」


という訳で 珍しく8日ぶりの実家行きとなりました。


8日ぶりの父は髭が伸びていました。(そうだった~ 去年までは自分で剃っていた髭も寒さが厳しくなった1月からは 面倒になって自分で剃らなくなっていたんだ~) 日曜日に来ていたはずの姉は父の髭剃りや爪切りなどはしたことが無いので全く気が付かなかったようです。


お茶を飲みながら 父の観察です。

8日前に足と手の爪は切ったのでまだ伸びてはいませんでた。

頭髪 だいぶ薄いですが(若い時からずーっと) 少し伸びてきています。
来週には散髪しましょう。(102歳の誕生日前までは理髪店に行っていましたが 全く耳が聞こえなくなった102歳からは私がしています)


ふ~ん お顔はいつ見ても 赤ら顔のツヤツヤ 皺が有りません。

血圧正常 便秘無し 食欲旺盛は兄からの報告


お茶が済むと兄はお出かけ 私は父の髭剃り その後はいつものごとく
トイレ 父がいつもいる居間 の掃除をして


夕食の準備にはまだ早い時間だけど「何が食べたい?」と筆談で尋ねると

お出かけ大好きの父は「旨いものを喰いに行こう」などと言います。


どうしたものかしら~ 夕食を食べ終わる時間には暗くなるだろうし
お店の中だって昼間より暗いし 足元が心配です。 


大好きなうな丼弁当を買ってきて お吸い物 と ホウレン草の
胡麻和えを作ってお家で夕食を食べるように何とか説得しました。

気持ちは元気 でも 足元はだいぶ頼りなげになっています。
視力もだいぶ落ちてきたようです。

それを自覚しないで気力満々 自信満々というのもチョット・・・大変です。
うな丼弁当 「旨い‼」で 完食でした。

今日は我が家で遅れながらも咲いてきたクリスマスローズとリナリアを
句読点代わりに貼り付けてみました。