まだそれほど大きくはない「ガマズミ(莢蒾)」ですが、ちゃんと毎年白い花を咲かせます。
スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、山野に普通に生え、高さ2~4mになります。
5~6月に直径5mmほどの小さい花をたくさん付け、果実は9~10月に赤く熟し、霜が降りる頃になると白い粉をふいて甘くなり食べられるそうです。
忘れなければ一度味見をしてみたいと思っています。
境内にはミカン科の木が数種ありますが、大ぶりの橙色の実をたくさんつける「ダイダイ(橙)」の木に白い花が咲いていました。
古い時代に中国から渡来したと言われているそうです。
果実は冬に黄色に熟しますが、木に残しておくと次の年の夏に再び緑色になるそうです。
客殿前に植えられている「コバノズイナ(小葉の髄菜)」も白い花を咲かせ始めていますが、今は手前に置かれたヤマアジサイ“綾”の背景になってしまっています。
ユキノシタ科ズイナ属の落葉低木で、コバノズイナは北米原産、別名“アメリカズイナ”とも言うそうです。
鎌倉では大巧寺の参道脇にも植えられています。
エビネの倍ほどの大きさの花を咲かせる「ガンゼキラン(岩石蘭)」です。
一株だけですが、今年も山門脇で淡黄色の花を咲かせていました。
(2012年5月20日撮影 鎌倉・光則寺 )
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