温室の中庭で見つけた「ワイヤープランツ」の果実、透明感のある白い実の中心に黒い種が付いています。
うっかり気付かずに通り過ぎてしまいそうなほど、小さな実です。
ニュージーランドが原産、細い枝が下がり、かわいらしい小さな葉がたくさん茂るので、観葉植物として人気があります。
偶然、昨年11月12日に鎌倉・海蔵寺へ向かう途中の民家の石垣に見事なワイヤープランツが下がっているのを見つけ、花を撮っていました。
花は実よりも小さくて、色も緑がかった白という感じですので、よく見ないと咲いていることに気付かないかもしれません。
最近は、八重咲きや花弁の先が細かいフリル状になったもの、花色が浅黄色のものなど、様々な品種が園芸店の店先に並べられていますが、この種類は初めて。
花はガーデンシクラメンほどの大きさですが、花数が多く 、とても華やかな印象です。
耐寒テストをしているようで、温室の外でプランターに植えられて置いてありました。
でも、ちょっと寒そうで・・・心なしか元気がなかったような。。
花弁が大小二段階になっていて、ちょっと愛嬌のある花姿です。
「ヘリコニア・プッシッタコルム」
睡蓮の水槽の外周には数種の「ヘリコニア」が栽培されていて、説明板には下記のように書かれていました。
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ヘリコニア ばしょう科
名前はギリシャ神話で芸術の神ムーサが住むといわれるヘリコン山にちなんだものです。
原産地は熱帯アメリカと南太平洋諸島です。
バナナ同様に、葉は食べ物を包んだりするのに使われますが、主として赤や黄色の苞が美しく、観賞用に植えられています。
種類により高さは1m~5mとさまざまで、花序は直立するものと下垂するものがあります。多くの種は‘はちどり’により受粉が行われます。
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画像のものは花序が直立している種類のひとつです。
たくさんの丸い荷物を乗せている舟のようなものが‘苞’
丸い荷物に見えるのが‘子房’で、黄色い角のようなのが‘花’だと思います。
今回は時間がなくて、というより、一番撮りやすい場所に植えられていた、この一種だけを撮ってきました。
( 2011年12月25日 大船フラワーセンター )
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