近代日本に於ける出版統制について調べていたので、ついでに近世はどうであったのかを知りたくて読んでみた。私の知りたいことと本の内容が等号では結ばれないものであったが、なかなか面白かった。
私は近世の文は読めないことはないが、引用されている史料がほとんど現代語訳されていたり、解説が付されていたので、すらすらと読み進むことができた。
享保、寛政、天保と、改革が為される時に統制が厳しくなるのだが、しかし戯作者や板元、貸本屋などが服従し、抵抗し、また処罰される。士族出の戯作者は手鎖などの処罰は下されなかった。検閲は国家権力が行うのではなく、行政に関わる末端の者がやっていたこと・・・そういうことを知ることができた。
また統制の歴史ではなく、読んでいて戯作文学を読みたくなった。
眠る前、布団の中でよみついで、読み終えた。書名はいかめしいが、内容的には難しいものではない。
暇な人は読むとよい。
私は近世の文は読めないことはないが、引用されている史料がほとんど現代語訳されていたり、解説が付されていたので、すらすらと読み進むことができた。
享保、寛政、天保と、改革が為される時に統制が厳しくなるのだが、しかし戯作者や板元、貸本屋などが服従し、抵抗し、また処罰される。士族出の戯作者は手鎖などの処罰は下されなかった。検閲は国家権力が行うのではなく、行政に関わる末端の者がやっていたこと・・・そういうことを知ることができた。
また統制の歴史ではなく、読んでいて戯作文学を読みたくなった。
眠る前、布団の中でよみついで、読み終えた。書名はいかめしいが、内容的には難しいものではない。
暇な人は読むとよい。