hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

「空間認知能」を鍛えよう!! 前半

2012-06-01 | スキルアップ
●「空間認知能」とは何か?

『「空間認知能」とは、空間の中で、位置や形などを認知する知能』である。

これは林成之著「脳に悪い7つの習慣」に書かれていることである。

空間認知能は、具体的に言えば
『物をみてそれを絵に描く、本を読んでイメージを膨らませる、バランスをとって自転車に乗る』ことである。

この能力は、人間の思考や記憶に大きな影響を及ぼしている。
林先生は言う。
『物事の認識や判断、思考、記憶なども空間認知能の働きが必要である。
空間認知能が低い人は、認識を誤ったり、記憶がなかなかできなかったりする。』

さらに林先生はダメ出しをしている。
『また、物事の手順を考えるときには、とくに空間認知能が重要な役割をはたすので、空間認知が苦手だと「要領が悪い人」「仕事が遅い人」になりかねない。』
『スポーツでは、物の位置関係を正しく把握し、自分の身体を適切にコントロールする必要がある。空間認知能は、運動の得手不得手を大きく左右する』

思い当たる節は多々あり、私のことを言われているようで、情けなくなる。

●次の質問に答えてください。

1 物を見て、それを絵に描くのが上手ですか? それとも、下手ですか?
2 本を読んでイメージを膨らませるのが上手ですか? それとも、下手ですか?
3 バランスをとって自転車に乗るのが上手ですか? それとも、下手ですか?
4 記憶するのが得意ですか? それとも、不得意ですか?
5 仕事が早いですか? それとも、遅いですか?
6 要領が良いですか?悪いですか?
7 野球のトスバッティングが上手いですか? そてとも下手ですか?
8 キャッチボールは得意ですか? そてとも不得手ですか?
9 字を丁寧に書いていますか? それとも、雑に書いていますか?
10 ゴルフ等のスポーツで、イメージトレイニングが得意ですか?それとも不得手ですか?

10項目のうち、「得意」と答えた数はいくつでしょうか?

私は、できたのはキャッチボールだけで、あとはほとんど壊滅状態である。
自分で質問を作ってみたが、情けない。
ちょっとショックな結果である。

以前ブログでも書いたが、ゴルフも下手だった。
イメージトレーニングにチャレンジしたこともあるが、イメージがわかずにダメ。
人の2倍も3倍も練習したが、なかなかスコアをまとめることができなかった。
しかし、あきらめずに、練習を重ねることで、ある時、壁を乗り越えることができ、その後スコアが上昇していった。

自分の経験からすると、「空間認知能」が劣っていても、意識的に鍛えることが可能である。
つまり、「空間認知能」はスキルということになる。
だったら、トレーニングをすれば必ず、スキルアップできる。

●空間認知能を鍛える方法

「空間認知能」を鍛える方法が、林成之著「脳に悪い7つの習慣」に書かれているので引用する。

まずは、姿勢や歩き方についてのヒントである。

『姿勢が正しく保たれていないと、身体のバランスが崩れてしまい、空間認知能は働きにくくなる。正しい姿勢、水平な目線を維持すると、物事を正確に理解したり、身体をコントロールしたりすることがしやすくなる。』
『立ち姿勢や歩き方などを鍛えることは、文武両道につながる。』
『姿勢を正すコツは、「いつでも真上に飛び上がれる状態」を意識することである。』
『もう一つは、左右の肩甲骨を結んだ線が、地面に対して並行になるように意識すること。
このラインが水平に保たれると、左右の腕をバランス良く動かせると同時に、身体のバランスもしっかり保つことができる。』

次に、スポーツや絵画についてのヒントである。

『脳のパフォーマンスを上げるには、日々の習慣にスポーツや絵画を取り入れること。』
『空間認知能の強化に有効なのが、キャッチボールである。ボールを正確な場所めがけて投げる、受け止めるといった動作は、空間の間合いを測るトレーニングになる。』
『子供がいる人は、親子でキャッチボールをすることをすすめる。家族のコミュニケーションや楽しみだけでなく、子どもの脳を鍛えることができる一石二鳥の遊びである。』

『絵を描くことは、観察する対象物との距離を測ったり、縮小率を考えたり、形や角度を正確にとらえたり、色合いを把握したり、空間認知能をフルに使う。物を正確にとらえるトレーニングとしても、大変な効果がある。』

次は、「文字」について、耳が痛い話である。

空間認知能を低下させる習慣として
『字を雑に書くこと。字をきちんと書かない人は、空間認知能を鍛えていないことになり、文武両道の才能を育てていないことにつながる。』

『字をしっかり、丁寧に書くことを心がけること。線の長さやアキの幅など同じにすべきところをそろえる、角度をあわせる、線と線の繋ぎ目をつなげることなどが、ポイントである。』
『こうした点を意識すると、おのずと雑な字は書けなくなる。「しっかり丁寧に」を心がけること。』
『学校教育における体育や図画工作、美術といった科目は、脳をトレーニングするのに非常に大切である、ことがわかる。』
『体育は、生まれ持った運動センスに、美術は感性の問題にすりかえられている。』

さらに、「よくしゃべること」について書かれている。

『言語中枢の空間認知能は、よくしゃべることで鍛えることができる。』
『おしゃべりをしていると、黙々と考えているより、アイデアがでてくることがある。これは空間認知能がよく働くことが理由の一つである。』
『「自分はかなり寡黙のほうだ」「しゃべるのはどうも苦手だ」という自覚がある人は、少し意識して口数を増やして見たほうがよい。』

いかがであろうか。
姿勢、歩き方、スポーツ、絵画、文字、おしゃべりなどなど、様々な機会を通じて「空間認知能」を鍛えることができる。
「空間認知能」を鍛えることで、物事の認識や判断、思考、記憶などがよくなる。
その結果、「要領が良い人」「仕事が早い人」になることができる。

私の場合は、「空間認知能」は未開発ゾーンである。
少しでもトレーニングをすれば、その成長は図り知れない。
自分の将来を想像するとワクワクドキドキしてくる。

今日から、日々の習慣にこれらのことを取り入れて、スキルアップに励みたい、と心に深く誓う次第である。



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