hakuunの未来ノート

将来のため、人生やビジネスに関して、考えたこと、感じたことを綴ります。

話し方教室 第1回目 その1 挨拶

2012-09-19 | コミュニケーション

昨日、初めて話し方教室に入門した。
人間だれでも、人と話をし、コミュニケーションをとっている。
私も、人並みにコミュニケーションはとっているつもりだ。

一方で、講演をするときなどは、様々な工夫を凝らしているが、自分ではその「良否」がわからない。いろいろ考えた結果、他人にチェックしてもらうのが、効果的である、ということに気付いた。しかも、一般の人でも良いのだが、その道のプロにチェックしてもらうことで、より効果的な話し方ができると思い、話し方教室に入門した次第である。


●二本の柱

話し方教室では、二本の柱がある。
一つ目は、「大勢の前で、話せる力」
二つ目は、「良い人間関係をつくる話し方」
である。
私のイメージでは、「大勢の前で、話せる力」を描いていた。
しかし、重要なことは、二番目の「良い人間関係をつくる話し方」にあることに気付いた。
そのポイントは、躾であり、礼儀作法であるということである。
挨拶やマナーなど基本的な礼儀作法ができているかどうかで、決まるという。


●外見での評価が55%

人の評価は、メラニアンの法則のとおり、
外見で、55%
話し方で、38%
内容で、7%
であるならば、服装や整髪、靴などに最大限注意を注ぐ必要がある。
さらに、笑顔で、大きな声で挨拶することが重要である。


●人の良い所を探そう

今回教室で、笑顔になる良い方法を教えていただいた。
それは、相手の良い点をほめるのである。
例えば、「髪の毛がきれいですね」とか「笑顔が素敵ですね」「聡明な雰囲気がしますね」「常にありがとうございます、という返事には育ちの良さが感じますね」などなどである。

このように人の良いところを見つけようとすると、表情がやさしくなる、ということである。さらに、ほめることで、相手が喜ぶ姿を見ると、こちらもハッピーな気持ちになる、ということである。

逆に、欠点を見つけようとすると、眉間にしわをよせ、お互いに暗い表情になっていく。
であるならば、良い点をお互いに見つけてほめれば、双方でハッピーになるということである。


●挨拶のやり方

生まれてから今までに、何回挨拶をしただろうか。何千回、何万回、挨拶をしたかわからない。自分で言うのもなんだが、挨拶には自信があった。声も大きく、しっかりした挨拶ができていると、内心では思っていた。
しかし、今回、挨拶の基本を学び、「目から鱗」の状態である。

両手を後ろに組み、背を伸ばす。
ここがポイントである。
両手を後ろに組み、背を伸ばすと、顎が引けて胸が張る。
この状態で、両手をズボンの縫い目にあわせて、お尻を突出し、45度倒すのである。
女性の場合は、両手を前で軽く組むことで、気品が備わる。

このようなお辞儀は、姿勢もよく、メリハリがつく。
そして、「おはようございます」と言ってから頭を下げ、約5秒間そのままの姿勢を保つことである。そうすることにより、相手が受ける印象は、格段と違うはずである。

お客様に対して、このような挨拶をしたらどうであろうか?
帰るお客様が、玄関を出て振り向いた時も、あなたが45度に頭を下げていたら、あなたの信用度は格段に上がるだろう。
その効果は、どんな言葉よりも数段上である。

この挨拶の仕方を勉強しただけでも、話し方教室に入門した価値がある。


●「ラの音」

話し方であるが、「ラ」の音の高さがよいそうである。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの「ラ」の音階。
「ド」のように低い音では、暗い。
ラの音階で、「おはようございます」ということにより、明るく爽やかになり、相手の心に響く。
表情は、笑顔で明るく行うのがコツである。
慣れないうちは、毎日、鏡を見て行うことである。
お辞儀も同じように、毎日、鏡を見て行うことで、習慣化することができる。
この笑顔の挨拶も、お辞儀も、スキルであるから、トレーニングをすることで、その質を高めることができる。
であるから、積極的に、笑顔で、大きな声で挨拶をしよう。
言葉を変えることで、人間全体の雰囲気が変わる。
雰囲気が変わることで、相手の印象も変わり、その後の人間関係もよくなる、というわけである。


●先手を打とう!

挨拶をするときは、「先手を打つ」ことである。
年齢・性別に関係なく、自分から大きな声で、明るく挨拶をすることである。
今回習った言葉で、一つ紹介する。
良いリズムで、心にしみわたる言葉である。
みんなが、この気持ちで、挨拶をすれば、世の中はきっと明るくなるだろう。

「挨拶は、上から、下から、心から」

それにしても、良い言葉ですね。


●社長のマネをする

中小企業のある社長から、「うちの会社には活気がない。最近の若者は、社長の私にも挨拶をまともにできない」と聞いたことがことある。
しかし、一度、その社長と一緒に工場を歩いた際、社長の方から従業員に声をかけることはなかった。
そこで、「なぜ、社員に声をかけないのですか」と尋ねたところ、「・・・・」であった。
「子は親の背中を見て育つ」というように、「部下も上司の背中を見て育つ」ということをお話ししたところ、さらに「・・・・」となってしまった。
その後、お会いしていないが、挨拶ができるようになったか、心配である。

社長が、若い社員に挨拶をすれば、若い社員もマネをして挨拶をするようになる。
この事例として、「○○ビール」がある。
先日、そこの社長が亡くなられた。
銀行の副頭取から「○○ビール」に移った際、挨拶をするものがなく、驚いたそうである。
そこで、朝のエレベータの中で、社長から率先して、「おはよう!今日も一日頑張ろう!」と挨拶をしたそうである。毎朝、エレベータに20往復乗り、その都度若い社員に対して、挨拶を繰り返したとのことである。
そのうちに、若い社員も挨拶するようになり、次第に会社の業績もアップしたとのことである。
これは、話し方教室で教えていただいた話である。

社長が率先して、明るく大きな声で挨拶する会社は、良い会社ということである。

続く。

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