今の時代、テレホンカードを使う人はいないだろう。
売ってもいないと思うし、使える公衆電話も見かけない。
今朝のラジオによると、実は、このテレホンカード、
25年前に第1回の日本クリエイション対象を受賞している。
今年は、東京駅をはじめ10件程度が受賞している。
今ネットで、調べたのでどのような賞なのかわかったので引用する。
『本制度は、「より豊かな生活文化の創造に貢献したクリエイション・ワーク」を顕彰するもので、製品、技術、芸術・文化活動、地域振興、環境、福祉などジャンルを問わずクリエイティブな視野で、新たな時代を切り拓いた人物や事象を表彰し、その素晴らしさを広く知らしめていくことを目的としています。』
『新たな時代を切り拓いた人物や事象』ということである。
確かに、テレホンカードは画期的であった。
それまで、10円玉を気にしながら電話をしていたが、テレホンカードの出現で生活のスタイルが一変したのを記憶している。小銭を気にせずに電話をかけることができた。
さらに、アイドルの写真が絵柄になるなど、様々な絵柄がでてプレミアム商品になったものも数知れない。
このテレホンカードは確かに新たな時代を切り拓いき一時代を築いた事象である。
ケータイ電話やスマートホンが当たり前の今の若い人にはわからないと思う。
良く考えてみると、このテレホンカード、世の中にデビューしたのは、たった25年前である。
しかし、今では過去の遺産である。
このスピードの変化は驚きである。
インターネットの出現から世の中の変化が驚くほどはやい。
今主流のものも、後10年もしたら過去の遺産になるものが多数あるであろう。
一方で、何百年も続いている伝統工芸もある。
これからの時代、新しいものを追いかけることも大切かもしれないが、
今後10年後に存在するかどうか、モノを見極める洞察力がより重要になると思う。
この洞察力の如何によって、その人の人生も左右されることだろう。
今朝、ラジオを聞いて感じたことである。