トンネルから覗いている虹。
なんでかというと、虹は緑に「通らせて」と、
さっきから一生懸命頼んでいます。
ドアは閉まっているので、遠回りはできないの。
つまり、この事件が起きるのはドアを閉めてしまう冬の期間限定。
緑は無視しているのではないと思います。
たぶん、緑は「空いているところを通ればいいでしょ」
緑はここが大好き。
敷いてあるマットの固さが好みにぴったりなのでしょう。
で、こういう時惇はどうしたか、
「ろくちゃん、ちょっとだけ避けて」と
そぉ~っと頭をツンツン。
優しい惇らしくて、可愛かったなぁ~
緑はどきませんヨ。
で、惇はそぉ~っと緑を踏んずけないところに、足を着いて、
そぉ~っと身を滑らせて、通っていました。
玄太郎はどうしたか。
遠慮会釈なくドカドカ踏みつけて、もしくは走り抜けていました。
らしいと言えば、らしい。
この虹の困った表情・・・
虹は延々と緑にお願いするのですぅ。
で、見かねたBどのが、ドアを開けてくれるんです。