本日は展示の様子をお伝えします。
水村先生の竹紙絵と奥村信之ブロンズ作品を一緒に展示しています。
イタリア仕込みのブロンズと竹紙絵という取り合わせは、意外にも相性ピッタリでお互いの良さを引き立たせているようです。
今回はデッサンも2点出品していただきました。「樹」と題された大判のデッサンをご紹介します。
というより、是非皆さんに味わっていただきたいのです。
まさに細部まで血が通ったデッサンではありませんか。
小枝の先 一本一本まで水村先生の画家魂が感じられるデッサンです。
厳しい冬を過ごし、肌寒い中にも春の息吹をそこはかとなく感じる季節。
今まさに芽をふこうとする樹です。
水村喜一郎先生の油彩、竹紙絵は力強く重厚なマチエルでグイグイと迫ってきますが、
この繊細でデリケートな心が土台となっていることに納得させられるのです。
今更ながら、絵とは腕で描くのではなく、頭とハートで描くものだと納得させられてしまいます。
是非画廊に足を運んでいただき、味わってください。
お待ちしております。
展示しています作品のご購入を検討していただけます方は、郵送にも対応します。
以下のアドレス、電話番号までご連絡ください。
作品の仕様、価格等お知らせいたします。
メール dentotakkyu@yahoo.co.jp
電話番号 0584-78-0043
503-0893 大垣市藤江町4-14 画廊春 代表 田渡達久
唇で絵筆 あふれる詩情 両腕なくし洋画家に
水村さんは東京の下町、向島でとび職の長男として生まれた。九才の時、遊んでいて高圧線に触れて感電。一命は取り留めたが両腕を失った。小さい時から画家を志望し、「たまたま腕を落としたので、とび職はできず、画家になれた」と話す。
中学一年から油絵を描き、正規の絵画教育は受けなかったが「描きたいものを描いてきた」。
アトリエでは、絵の搬入と搬出以外は独力で、「気に入るまで絵の具を塗り重ねるスタイルだ。そのため絵は重層的になり、盛り上がったマチエールで見せる。・・・
後略
二〇一五年三月一八日 中日新聞
画廊春 水村喜一郎展の記事より
いつも眠いコテツ君です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます