卵管がんとハロハロ日記

団塊の世代の主婦の気まぐれブログです。
夫婦揃って大病したあと のんびり暮らしています。

手術

2012-07-23 16:23:35 | 卵管がん 手術から腎ろう造設まで


翌朝、無事に手術日を迎えました。
さすがに手術当日から2、3日はメモもとっていないし
記憶も途切れ途切れです。
印象的だったことだけ 思い出してつなげてみます。


≪ 2011年8月9日 ≫

ブルーの手術着。
手術着の下は アラレちゃんパンツみたいなでっかい紙パンツ。
前の手術が押して 一時間遅れの11時30分に、家族と歩いて手術室に向かう。
どこをどう歩いて 息子夫婦と娘と別れたのか記憶がない。

手術室はとても広くて手術をするスペースが何個もあるようなところだった。
ここの待合いの椅子に座って待たされる。
婦人科の看護師さんと別れ、手術室の看護師さんにバトンタッチされる。
夢を見てるみたいだ。
もう一人、私と同じ年配のおじさんが雑誌を手に待たされていた。
それだけ見ると、人間ドックか何かの待合いみたいだ。
あのおじさん 雑誌の内容わかるのかな?
などとボンヤリ思っている内呼ばれた。

ここで看護師さんに必死に訴えたことがあった。
わたしは8年前に乳がんの手術で、右脇の下のリンパ節の郭清をしており
( 幸いリンパ節転移はなかった )ごく軽いリンパ浮腫がある。
婦人科の看護師さんの申し送りで 右腕に針を刺さないことが伝わっているはずだが心配だ。
みんなパタパタ準備に忙しい。
ちゃんと覚えていてくれているのか?
右腕になんにも印がしてないじゃないか。
輸血とか緊急で右腕に慌てて注射することもあるだろう。
手術が始まったら忙しくて右腕のことなんか忘れてしまうに違いない。
などと心配でたまらない。「右腕!右腕!」と騒ぐ。

ナ 「はいはい。大丈夫です。わかってますよ。(^^)」
わ 「おねがいっ!マジックでいいから腕に< 禁 >て書いてください !!(゜o゜;;」

手術台に乗ってもしつこく言い続け
「わかってます。わかってます。(^^)」と言われながら
「はい 、背中丸めて~。背中に麻酔の注射しますよ~。」
口にマスクをはめられ、
「はい、吸って~!吐いて~!」
であっと言う間に遠い夢の国へ……。

次に目が覚めたのは婦人科病棟の廊下で、自分の部屋に帰っていくストレッチャーの上でした。
子供たちが顔の上で何か言っていました。
よく覚えていません。
手術は終わったんだな。
ああ自分の部屋に帰ったみたいだ。
「気持ちが悪い。」「寒いです。」
などと言っているうちに
「消灯で~す。」と電気がきえました。
あ~もう夜なんだ。(; ̄O ̄)
いったい手術はどの位かかったんだろう、
人工肛門は……などとボンヤリ思っていました。


後記
それで右腕は大丈夫でした~(^^)。目が覚めた時、体を探るとちゃんとマジックで ≪ 禁 ≫と書かれた布がはめられていました。有難うございました。