《2011年6月20日》
義父の他界、葬儀 そのあとの諸々であっと言う間に2週間程経ちました。
「そうだ、自分の病院にいかなくちゃ!」
ということで、乳がんの主治医のいる大学病院に改めて予約を入れようやくいきました。
其の間、私の体は相変わらず異常を訴えてはいましたが、何より食欲あり体力は普通にありました。
問題のお腹は常に気になりましたが、この時点で妊娠4ヶ月位。
オーバーブラウスで巧みに隠せるほどです。
ここでやっと、エコーをして腹水を確認。
続く造影剤付きCTで右側卵巣が こぶし大に腫れているのを確認しました。
乳がんのわたしの主治医は
「いやあ、良性で水を出す卵巣腫瘍があるんだよ。でもできるだけ早く婦人科に行きなさい。」
と慰めつつ、そこの病院ではなく、別の大学病院の婦人科の教授を紹介してくれました。
《2011年7月4日、5日》
7月4日、乳がんの主治医の紹介状とCTを持って 都内の初めて行く私立の大学病院にでかけました。
心配して長女がついて来てくれました。
この日は、血液検査、問診、内診。あらためてCTも撮りました。
内診の時、主治医になるはずのその医師が 大きなため息をついたのが印象的でした。
翌日のMRIの予約をとって帰宅しました。
主治医になる医師に「いつごろから何か変わったことが…」と言われて思い出したことがあります。
ああ あの時もう少しきちんとしかるべき施設で検査していれば、と 思うことがはっきりありました。
前の年の2010年7月、急にお腹が張って 下腹部痛 、発熱をしました。
わたしが子供の時から診てもらっている近所の老人先生のところに行き診察を受けると、
「 これはおそらく婦人科系だと思うから今から婦人科にいきなさい。」
ということで、そこから歩いて直ぐの、やはりおばあさん先生の産婦人科医院にいきました。
ここで内診してもらったのですが結果は きれい 特に問題ないということで、様子を見ることに。
3、4日で熱も下がり、お腹の張りも直って 忘れてしまいました。
あの時、もうすこし大きな施設で 検査を受けるべきでした。
本当に悔やまれます。
絶対にあの時から異変が始まっていたと思います。
もともとガスはあまり出ないほうだったんですが、この夏からやたらに出るガスに悩まされました。
でも変わったことといえばそれだけでした。
《2011年5月30日》
始めて 膨らんでくるお腹の事で病院に行きました。
といっても、わが身に何が起こっている分からず
とりあえず遅らせていた乳がんの定期検診で 主治医の教授先生にきいてみようと思ったのです。
都内にある私立の大学病院です。
もう7年もお付き合い頂いている とても親身になってくださる先生です。
先生 「 どう調子は? 」
わたし 「 先生、元気なんですが、なんだかこのところお腹が張って。。。まさか腹水じゃないですよね? 」
すると先生は急に真顔になって
「いつからか?診てみよう。エコーも見てみよう。」ということに。
そして、なぜかその日はそれだけで翌週 エコーで見ることになり帰宅しました。
そして翌週、病院に行こうとしていた矢先
義父(夫の父)が危篤状態になり 二日程の危篤状態の後他界しました。
当然ながら、また わたしは自分の病院どころではなくなりました。
相方は長男でしたので、自身が脳梗塞で入院中の病院から、二人で介護タクシーで義父のところに駆けつけたり、葬儀の準備、 葬儀、とタクシーで1時間以上かかる所を往復しました。
相方は既に脳梗塞で左半身不随となっていて、介護タクシーから車椅子という状態でした。
始めての慣れないブログ、初期設定で一人楽しく?四苦八苦してます。自分の画像をUP出来ない。バナー?を取り付けられない。写真を自分のブログに送れない。などなど……
それじゃちっとも始まらないので、とりあえず書き始めることにします。。
《始めての受診まで》
2011年 2月頃、通っていたフィットネスクラブの月一回の計測でお腹まわりがチョット増えたなと思いました。
3月の計測でまたしてもお腹周りが増えました。
でも「まあ体重も増えたことだし食べ過ぎだわ」とあまり気にしませんでした。
その頃会った娘 に( 子どもが二人います。娘と息子。ふたりとも結婚して独立所帯です。)「 なあにそのお腹は!?」と言われ、やっぱり「これはまずいかな...」と思い始めました。
私は2004年に 乳がんの治療をしています。
今から思えばわりと初期の癌で治療後の経過は良好でした。
もう7年も経っていてのんびりと半年に一回の検診に通っていました。
お腹のことは次の定期健診で乳がんの主治医に聞いてみよう、ぐらいに思っていました。
そして4月、相方が突然 脳梗塞で倒れ入院しました。
いきなりICUに入れられ病状が変化して行く中、わたしは自分のお腹のことはすっかり忘れていきました。
相方は小さい会社をやっていましたので、わたしは慣れない会社の内情に首をつっこんだりして 訳のわからない日々を夢中で過ごしました。
5月に入り相方の病院、その他の慣れない忙しい日々を過ごしていましたが 、
膨らんでくるお腹 、トイレに行くたびおかしくなる[大]の様子、
とあやしい事は増えていきました。
でも食欲はあり元気だったのです。
そして 5月30日、やっと乳がんで通っている大学病院にいきました。