きのう
先月中旬に撮ったCTの
結果を聞きに病院に行きました。
手術後二年半、経過観察になってから二年が経ちました。
いつも覚悟して診察室に入るのだけど
今回はもうそろそろ 画像に怪しいものが……
写っているのではないかしらと、かな~り後ろ向き。
更なる覚悟で診察室のドアを開けました。
「こんにちは~ (・_・;」
魂の抜けた声でふにゃふにゃ言いながら
目は先生の表情を耳は先生の第一声に集中
「 大丈夫!問題ありませんよ^ ^ 」
ニコニコ仰るのを聞いたとたん
いつものようにへなへなと脱力しました。
画像は半年前のものと変わりがなく
先月した血液検査のマーカー三種類とも横這い
有難くも経過観察になってから二年目の
関所を無事に通過しました。ホ~ッ!!
さて 正気に戻ったわたしはお若いT先生の様子に
あれっ?っと思い
「 もしや せんせい、まさかですか?」
「 そうなんですよ~、春に転勤になりました。」
あっら~~ (≧∇≦)予想は的中。
なんでも癌の専門病院に転勤が決まったということ。
思えば この病気になってから 二年半
わたしはすでに二人の主治医の先生とお別れしています。
初診から手術 治療方針までお世話になった先生は
定年退職で退官され
二人目の先生はご実家の病院に戻られて退職
この度のT先生は転勤であります。
そしてT先生との一年半は幸運にも何事もありませんでした。
ラッキーなT先生との関係をずっと続けたかったなぁ。
でも仕方ありません。
わたしの行ってる大学病院、お若い先生は転勤が多いんです。
そして 二年後にT先生はこの場所に戻られるとのこと
願わくば 是非二年後も無治療のままでいて
一層の研鑽を積んだ優しいT先生と再会したい
わたしは更にオバアになってるけど。。
そう思いながら 薄っすらお髭をたくわえられ
なんだか男っぷりの上がった優しい先生とお別れしました。
安堵の一夜が明けると またしても白い世界
雪を見ていたら 昨夜見た夢を思い出しました。
わたしは近所の道路でけんめいに雪かきをしているという…
これってどういう暗示なんだろう?
そうそう
しばらくお別れのT先生に思いきって聞いてみたのでした。
「 せんせい、治療後二年経ちましたけど、そろそろひと安心してはいけませんか?」
「 そうですねぇ。 あと半年で手術から三年ですよね。たしかに三年経ってからの再発は少ないですね。」
無理に言わせてしまったけれど、さすが優等生なお答え
やっぱり5年が一つの目安なのよね
と思い直したのでした。
目標の5年。
まだ遠い5年。
そして 努力と心がけだけでは来ることが出来なかった
ここまでの日々に改めて感謝です。