年が明けてから
週に二日ほどですが仕事に出かけるようになってひと月経ちました。
わたしは隣町の総合病院のリハビリ病棟で 白いポロシャツにピンクのエプロンをして
病棟の廊下を忙しく行ったり来たりしています。
昨年末にふと思って シルバー人材センターなるものに登録をしてみました。
シルバー人材センターについて事前の知識もなく
仕事についても そのうち~とのんびり待つつもりが
面接をした日からあっという間 考える間もなく
今の総合病院での仕事が決まりました。
話しを頂いたとき 病院の名前を聞いてビックリ
そこは 9年前 母が亡くなる前のほんの数日の間ですが
お世話になった場所、救急車で運ばれた母が亡くなった所でした。
そして リハビリ病棟と聞いてまたビックリ
違う病院ですがリハビリ病棟という場所は
相方が長きに渡って入院してお世話になったところです。
わたしも毎日毎日通ったおなじみのエリアです。
相方は今もリハビリテーションしていますし。
そんな訳で 仕事のお話しがあった時
たんなる遇然と思えず、不思議なご縁にゾゾット来てしまい
即答で 「 はい!やらせていただきます!」と返事をしました。
もちろん 紹介した人材センターはそんなわたしの事情は知る訳もありません。
わたしは病院関係の資格はなにも持っていません。
シニアの仕事は忙しいケアワーカーさんを助ける補助的な仕事です。
患者さんの身体に触れることはなく
「 失礼しますあす、◯◯さん お食事です。」と
配膳 下膳や 患者さんのオムツなどをカートに載せて配って歩いたり
その他さまざまな雑務がわたしの仕事です。
一日7時間半、 忙しくて 覚えることが沢山あります。
わたしの職場は色んな職種の人が挨拶を交わし合う活気がある職場です。
時間差ですれ違う シルバーの先輩たちは仕事に気概を持っている方ばかりです。
わたしもレベルを下げてはならじと一生懸命ですし やりがいを感じています。
そしてなにより こうやって仕事をしていることが夢のようにうれしいです。
点滴棒にすがってヨロヨロ歩いていた病院の廊下を( 病院は違うけど )
今はカートを転がしてスタスタ歩いたり あの点滴棒を消毒したりしています。
そして ベッドに寝ている患者さんは2年前の、かつての相方です。
多分 わたしの人生で最後になる仕事だと思います。
出来ることなら ずっと元気で 長くこの仕事をしていたい、そう心から思っています。
もうすぐ節分ですよ~!!
いけずなお母さんに鬼にさせられたの!!