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痩せるって美しい?

2010-01-23 18:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 いや、凄いですね~。
 『私の名前はキム・サムスン』というドラマを放送してるんですが、凄い展開です。

 男のあの花も欲しいけどこの花も欲しい、それを見事に現しているドラマです。

 そして何故、あのドラマはやたらトイレが…しかも男子トイレが…キーとなるのでしょうか?

 発想が不思議です。

 先日は、主人公のサムスンが契約恋愛をしていたジノンに男子トイレに連れて行かれ唇を奪われるという…。
 
 女性からしたら、それは喜んでいいの?
 ひどいっ、なんでこんな場所って怒ったらいいの?って言いたくなるシチュエーションです。

 でもサムスン役のキムソナさんがドラマを撮影していた時は太めの三十路キャラのヒロインを演じる為に体重を10キロ増やした、そして現在は戻している、そのプロ根性に脱帽です。

 女って痩せたらやはり美しくなるのかしら?
 と思ってしまいそうなほど、普段のキムソナさんは美しいです。

大家族って…

2010-01-23 15:00:00 | 日記風
 大家族だったらどうなんだろう。

 子どもが5人くらい、いるとか?
 私自身あんまり家族が多い状態で育ってないからな~。

 子どもはいっぱい欲しい。野球ができるくらいって思ったことない。
 誰かがそばにいるんでしょうね。
 
 多ければ多いほど、自分は高校へ行ってても兄弟姉妹が必ず小学校か中学校って行っている。
 そういう状態が続いているんだろうな~。

 2人しか兄弟がいなかったとしても年子だと小学校入学が続くとか中学校入学が続くとか、まして受験させるなんていったら2年受験シーズンがその家では続くらしい。
 どうしてもその手の苦労はお母さんの肩にかかりますからね~。
 子どもの受験年齢が下がるほど、お母さんの責任は大きくなる。

 子どもが5人いたら…。小さい年齢での受験はないにしても小学校、中学校に通ってる頃は誰かが毎年入学して誰かが毎年卒業してる。
 大変ね~。
 慣れればそうでもないのかしら。

 自分が通って来た学生生活を振り返ると自分が親の立場に立ってそれをもう1度繰り返したいと思えない。
 たとえ1度だけでも。
 大家族はやっぱり無理かな。

 こういう人の心の寂しい時代だから、楽しいのかな?

人生はひとつの物語のようです

2010-01-23 00:00:00 | 日記風
 女を優しく抱きしめると男は囁く。
 「この続きは夢の中だ。夢の中でまた会おう」
 男はそっと女を手の中から放つ。
 男は気取った素振りで片手をあげ、去っていった。
 女は男の温もりを抱き締めて余韻に浸り微笑んだ。


 彼が私を殺そうとしているなんて思いもしなかった。
 殺したいんだ、私。
 邪魔だったんだ、私。



 …って、うまくいってるカップル風に見せかけて、こういう急な展開は如何なものでしょうか。

 けれど最近実感しました。

 
 『蒲田行進曲』(作:つかこうへい)という話があります。

 銀ちゃんという主人公にやっと役者としてチャンスが巡ってきます。
 そこに重なるようにして、恋人で落ち目の女優の小夏に赤ちゃんができる。
 役者としてやっと巡ってきたチャンス、そこに絡まるようにしてもう飽きてきていた女の妊娠だ。
 銀ちゃんは大部屋俳優のヤスに小夏を押しつけます。

 今まで小夏の気持ちが判ることはあったのです。
 女ですから。
 この状況で男に捨てられる。まして大部屋俳優に押し付けられる。
 男のエゴ丸出し。
 小夏の気持ちは判ったんです。

 でもひょんなことがあり、初めて銀ちゃんの気持ちが痛いほど判りました。
 そりゃ押し付けたくなるわな。
 無理もない。

 判るわー。
 銀ちゃんの気持ち。

 こんなに銀ちゃんの気持ちが判るときが来るとは思わなかった。
 長生きはしてみるもんだ。

 まあそんなもんですね。

 夢を掴みたい、愛を掴みたいと思ったら突然障害っていうのは現れるものよ。
 乗り越えてこその喜びであり達成感なんですね。

 

 私を殺そうとしたんだ。
 いいよ…殺されてあげる。
 あなたがそれを望むなら。

 女の目には涙がたまっていた。
 男のナイフを握る手に力がこもった。

 こいつさえいなければ。俺はチャンスを手にできるんだ。男は1歩足を踏み出した。
 女が笑った。男の足が止まる。
 女の目から一筋の涙がこぼれた。

 綺麗な涙だった。

 男の心に思いもよらない感情がよぎる。
 こいつは恐れていないんだ。
 男は思った。
 女は涙を溜めた瞳のまま微笑んでいた。

 男のナイフを握る手からかすかに力が抜ける。
 女は男を受け入れている。例え自分を殺そうとしていても女はそれを受け入れている。

 俺が望んでいるからか。

 いつか見た絵画が彼の脳裏に甦った。
 その絵画のタイトルは「慈愛」だった。

 何が正しいんだ。
 女を殺そうと決心を固めたのに、男の心はぐらぐらと揺れた。

 「これ、あなたのじゃない?」
 仕事で疲れきって腰掛けた駅のホームの駅で軽やかな女の声に振り返った。
 彼女は彼のケータイ電話を差し出していた。
 
 軽やかな笑みに彼は女を見上げた。
 ケータイを落としたことにも気づかなかったなんて。
 「ダメじゃない、しっかりしなきゃ」
 男はそっと手を差し出した。
 ケータイ電話を男の手に渡す時女の手の暖かい体温が伝わった。
 男は女の心に触れたように、手の暖かさに心を奮わせた。

 男の手からナイフが落ちた。
 俺にとってのチャンスは、この女とやり直すことだろうか?
 この女を失えば俺は良心を失う。くだらない出世と天秤にかけるなんて間違っていたのだろうか。

 男は迷う。
 男は震える手からナイフを落とした。

 女の顔にふわりとした笑みと数筋の涙が伝った。女が男に手を差し伸べていた。



 夢も愛も障害を乗り越えるからこそ愛おしいのだろか。