そう言えば呪いのティアラを

2010-01-04 20:46:45 | 日記風
 飯田橋の東京大神宮が縁結びにきくと有名になってるらしいですね。
 私、昔、ウェディング関係の仕事をしてた時、知らずに何度か行ってましたよ。

 まるで私には効果がないな。

 その当時、一時ですが3億円のティアラを私が仕事をしていた所で展示してました。
 かぶらせて、ちょっとでいいからかぶらせてと頼んだ。
 かぶらせてもらった。

 でもその間、ずっと脇から
 「これは呪いのティアラだ」
 とか
 「かぶったら一生結婚できなくなる」
 とか、冗談で言われ続けていました。

 だって3億円のティアラなんてこの機会を逃したら一生かぶれないよ。

 よく仕事でウェディングドレスを着ると縁が遠のくといいますがさっさと経験してしまうと憧れが経るというか、結婚するから着られるんだという感覚が経るんじゃないでしょうかね?
 
 3億円のティアラをかぶった身としては、宝石以外の作りは意外とごついと気づいてしまった。
 元々、かぶることを目的としてないんでしょうし、あくまで展示用としてだろう。
 ある程度以上の宝石のカラットと量を支えようとするなら、やはりしっかりした土台がないとダメでしょしね。

 かぶってみると、こんなもの?って感じはあります。

 このあとかぶれなくても、ま~、いいかって感じです。

 仮に縁が遠のいても?
 一生のうち1度は縁が生じるかもしれませんが、3億を手にするチャンスは……ないと思いますよ。

 縁がなくても、まるで後悔はないです(笑)

遠くにありて思う故郷

2010-01-04 14:00:00 | 日記風
 故郷からのUターンラッシュと聞いてもなんとなくピンとこない。
 私の故郷は東京ですし、親戚の主な人々ともほぼ東京に来てます。
 一部田舎組がいますが、そこが大挙して帰省すると田舎の家に人が満杯になってわけが判らない。

 だから帰るにしても交代感覚で、それも夏が主でしたから……冬は東京にいました。

 帰るところがあるっていいですかね。
 わざわざ出てくるから、そのほうが大変なのかな。

 東京に出てきて1人でも生きていく……その覚悟を決めないだけでも楽をさせてもらっている、そう思うときもあります。

 前に転勤で内示があって5日で東京に出てきたという方と会いました。
 仕事の都合と言えど大変だね。
 いろいろ自分の都合もあるじゃない。

 その方が正月を少しずらして帰省されるとき、友だちに帰るから一杯やろうぜって言ったら、悪い、その日は彼女の成人式だと断られたそうです。

 たまに帰る友達と彼女とどっちが大切だ?と怒っていましたが、そりゃ、彼女でしょう。
 一旦彼女と約束してるんなら、友だちが帰ってくるからその日はごめんはないでしょう。
 彼女と約束してないなら、友だちと会うのもOKだけど、してるんなら彼女と一緒にいるのが正しくない?
 だって最初に約束してるもの。
 そっち優先じゃない?とか、思ってしまう。
 友だちが帰ってくるだけで払う代償としては大きすぎる?その話をしてくれた人もそうは納得してました。

 遠くにありて思うもの。

 そう呟いてみたくなるものでしょうか。

 故郷の人々は故郷で違う時間を刻んでいる。
 その中にほんの少し、帰ってみるだけの旅人でしかないのかしら。

 そう考えると、ちょっと寂しいね。

 東京が故郷で東京にいたって、寂しい時は、むちゃくちゃ寂しいよ。


 寂しさが人を強くする。

 なんて。

 綺麗に結んでみようか。

着物娘

2010-01-04 10:26:05 | 日記風
 仕事始めですね。
 あっと言う間に夢のお正月タイムは消えていく。

 でも話は元旦の日のことです。
 初詣に行った時、着物を着てるお嬢ちゃんがいたのですよ。
 幼い時に着せるのはいいことだと思います。
 特にそういう特別な日には。
 
 大人になってかすかでも記憶に残っている。
 忘れても記録に残っている。

 だから着物に思いを寄せるだろう。

 私もお祖母ちゃんが近くにいた頃日常的に着物を着せられてました。
 多分時代劇に特別の感慨を抱くのもその頃の名残でしょう。
 大人になるにつけ記憶は失せていくんですが、写真があるんですよ。

 着物でブランコに乗る私。
 着物で変な顔をしてる私。

 記憶はなくても写真という確かな証拠を客観的に見せつけられると否応なく、考える。

 着物の国の人なのね。

 着物って言っても豪華なものではなく普段着です。
 どうみても、村の子どもでしかないんです。写真が色あせていくせいか、なんだか可哀相な子に見えたりもする。
 「お父ちゃんが病気なんだよ。お薬が買えないんだよ。この花を買っておくれよ」
 みたいな。

 それでもこの着物を着ている記録は、着物と私についていろいろ考えさせてくれます。

 着物を着てたんだもの。
 やはりもっと着物に関心を持っていたい……なんてね。