○トリックでグラブを入れると点数アップ
前回、トリックの名前について触れましたが、トリックをする際に、ボードの一部を掴むと、「グラブ」といって加点されます。グラブは掴む手や場所によっていろんな名前がついており、協議の解説でもよく耳にすると思います。
たいてい、スケボーと同じ名前ですので、スケボーやっている人にはおなじみかもしれませんね。
まず、ノーズ(前側)の手で、トゥエッジ(ボードの前、つま先側)の両足間をグラブする場合を「ミュート・グラブ」といいます。これはある言語障害のあるスケートボーダー(クリス・ウェドル)が考案したためにこの名がつきました。
一方、同じノーズ(前側)の手で、ヒールエッジ(ボードの後ろ、かかと側)の両足間をする場合を「メランコリー・グラブ」といいます。メランコリーって「憂鬱」という意味の英語ですが、憂鬱になるほど難しいというのは都市伝説でしょう(笑)。ちなみに、この名前は長ったらしいので、「メロン」と呼ばれることも多いです。
次に、テール(後ろ)側の手のグラブに移りましょう。
テール(後ろ)側の手で、トゥエッジ(ボードの前、つま先側)の両足間をグラブする場合を「インディ・グラブ」といい、逆に「ヒールエッジ(ボードの後ろ、かかと側)」の両足間をグラブする場合を「ステイルフィッシュ・グラブ」といいます。
両足の間ではなく、ボードの前端をつかむ場合をノーズグラブといい、ボードの後端をつかむ場合をテールグラブというのは分かりやすいですよね。
また、グラブのいずれか2箇所を同時につかむことを「ダブルグラブ」といいます。
○スロープスタイル
スノーボードというと、一番なじみがあるのはスキー場のスノーパークですよね。何だか人工物やちょっとしたジャンプ台が設置されていて、ボーダーがそこに飛び乗ったり、ジャンプしたりしています。
あれと同じような感じの競技がスロープスタイルという競技です。
ゲレンデ上部からスタートして、まず3箇所の人工物(ジブといいます)の上を通過し、その後3箇所のジャンプ台(キッカーといいます)で大技トリックを見せます。各々のトリックの評価点を合計して順位が決まる競技です。
ジャンプ台(キッカー)でのトリックの名前は今まで説明してきたものが当てはまりますので、ここではジブでのトリック(ジブトリック)で使われる言葉について書いておきます。
例えばこんな感じで解説されることが結構あります。
270イン 180アウト
これはジブに乗る時に270度回転(4分の3回転)して乗り、ジブから降りる時に
180度回転して降りるという意味です。
また、50-50(フィフティフィフティ)という言葉もよく聞きますが、これはジブの上を、ボードをジブと平行にしてまっすぐ滑り抜けることです。
逆にボードをジブと垂直にして滑る場合はスライドといいますが、その場合、前足がジブの上に来る形が多く、これをノーズスライドといいます。この時、進行方向に背中を見せるのがフロントサイド・ノーズスライド(略してフロントノーズ)で、進行方向に腹側を見せるのがバックサイド・ノーズスライド(略してバックノーズ)と呼ばれるものです。
一方、スライドの際、後ろ足がジブの上に来る場合はテールスライドと呼びます。
◯キャブ(CAB)
ジブでもキッカーでもキャブ(CAB)という言葉を聞くことがよくあると思います。これは「スイッチフロントサイド」と同じ意味です。つまり、スイッチスタンスでオープンサイド(視界が開けてる方向)に回るスピンのことです。レギュラーの人なら時計回り、グーフィーの人なら反時計回りになります。
キャブという言い方は、このトリックの考案者であるキャバレリアルという人の名前に由来します。
キャブの後に数字がつくことがありますが、その数値は回転角度を意味します。例えばCAB3は360度の回転(つまり一回転)、CAB5は540度(一回転半)、CAB9は900度(二回転半)という具合です。
前回、トリックの名前について触れましたが、トリックをする際に、ボードの一部を掴むと、「グラブ」といって加点されます。グラブは掴む手や場所によっていろんな名前がついており、協議の解説でもよく耳にすると思います。
たいてい、スケボーと同じ名前ですので、スケボーやっている人にはおなじみかもしれませんね。
まず、ノーズ(前側)の手で、トゥエッジ(ボードの前、つま先側)の両足間をグラブする場合を「ミュート・グラブ」といいます。これはある言語障害のあるスケートボーダー(クリス・ウェドル)が考案したためにこの名がつきました。
一方、同じノーズ(前側)の手で、ヒールエッジ(ボードの後ろ、かかと側)の両足間をする場合を「メランコリー・グラブ」といいます。メランコリーって「憂鬱」という意味の英語ですが、憂鬱になるほど難しいというのは都市伝説でしょう(笑)。ちなみに、この名前は長ったらしいので、「メロン」と呼ばれることも多いです。
次に、テール(後ろ)側の手のグラブに移りましょう。
テール(後ろ)側の手で、トゥエッジ(ボードの前、つま先側)の両足間をグラブする場合を「インディ・グラブ」といい、逆に「ヒールエッジ(ボードの後ろ、かかと側)」の両足間をグラブする場合を「ステイルフィッシュ・グラブ」といいます。
両足の間ではなく、ボードの前端をつかむ場合をノーズグラブといい、ボードの後端をつかむ場合をテールグラブというのは分かりやすいですよね。
また、グラブのいずれか2箇所を同時につかむことを「ダブルグラブ」といいます。
○スロープスタイル
スノーボードというと、一番なじみがあるのはスキー場のスノーパークですよね。何だか人工物やちょっとしたジャンプ台が設置されていて、ボーダーがそこに飛び乗ったり、ジャンプしたりしています。
あれと同じような感じの競技がスロープスタイルという競技です。
ゲレンデ上部からスタートして、まず3箇所の人工物(ジブといいます)の上を通過し、その後3箇所のジャンプ台(キッカーといいます)で大技トリックを見せます。各々のトリックの評価点を合計して順位が決まる競技です。
ジャンプ台(キッカー)でのトリックの名前は今まで説明してきたものが当てはまりますので、ここではジブでのトリック(ジブトリック)で使われる言葉について書いておきます。
例えばこんな感じで解説されることが結構あります。
270イン 180アウト
これはジブに乗る時に270度回転(4分の3回転)して乗り、ジブから降りる時に
180度回転して降りるという意味です。
また、50-50(フィフティフィフティ)という言葉もよく聞きますが、これはジブの上を、ボードをジブと平行にしてまっすぐ滑り抜けることです。
逆にボードをジブと垂直にして滑る場合はスライドといいますが、その場合、前足がジブの上に来る形が多く、これをノーズスライドといいます。この時、進行方向に背中を見せるのがフロントサイド・ノーズスライド(略してフロントノーズ)で、進行方向に腹側を見せるのがバックサイド・ノーズスライド(略してバックノーズ)と呼ばれるものです。
一方、スライドの際、後ろ足がジブの上に来る場合はテールスライドと呼びます。
◯キャブ(CAB)
ジブでもキッカーでもキャブ(CAB)という言葉を聞くことがよくあると思います。これは「スイッチフロントサイド」と同じ意味です。つまり、スイッチスタンスでオープンサイド(視界が開けてる方向)に回るスピンのことです。レギュラーの人なら時計回り、グーフィーの人なら反時計回りになります。
キャブという言い方は、このトリックの考案者であるキャバレリアルという人の名前に由来します。
キャブの後に数字がつくことがありますが、その数値は回転角度を意味します。例えばCAB3は360度の回転(つまり一回転)、CAB5は540度(一回転半)、CAB9は900度(二回転半)という具合です。