先日ブログでも紹介した、奈良女子大の「一歩一歩プロジェクト」。
学生さんと先生が泰阜村に来てくれました。
<活動内容>
靴職人の川田さんから頂いた皮の端切れを使って、5センチほどのサイズのミニチュアレザーシューズを作り、500円で販売しています。そのお金を全額義援金として、被災地に送ります。また、新たな企画としてミニチュアレザーシューズを2個買っていただいたら、プラス一個を被災した方々に送る取り組みもしています。
ということなのですが、被災したこどもに送るミニチュアシューズが、こんなに!
▼ここにあるだけで100足ほどあるようです
ということは、たくさん売れたのですね。。
「予想以上に反響がありまして」と、奈良女子大の甲斐先生。学生さん以上に気合いが入っています(笑)。
▼サンプルを作る甲斐先生
▼学生さんも参戦。このあと私たちも教えてもらいました
▼わずか10分で完成です。これは学生の山田幸さん。こんなに小さい!
▼携帯ストラップなどに人気があるとか
山賊キャンプにボランティアに来ている女子高校生なども興味津々でした。
このプロジェクトのすばらしいところは、生産活動を通して義捐金を生み出そうとするところと、そこに学生の力だけではなく靴工房など社会にかかわろうとするところです。
靴屋さんが捨ててしまう皮の端切れが材料なので、元手にかかるお金がほぼゼロ。
あとは若い力が、時間と手間をかけて小さな小さな靴を生み出します。
そんな手間隙かけた学生さんと先生だからでしょうか。フクシマのこどもを含めた山賊キャンプのこどもたちが、お二人を大歓迎して、すっかりお友達になってしまいました。
なんと「ウェルカム」なこどもたちなのでしょう。微笑ましい場面でした。
ちなみに甲斐先生。私の大学時代の先生(隣のゼミの先生)と体育研究の仲間だそうです。「え~っ!」とびっくり。
しかも、今、NPOグリーンウッドにインターンシップで学生を派遣している大学(北海道教育大学)の前田和司先生の後輩だそうです。「え~っ!」と二度びっくり。
「支援」というのは、こういう豊かな縁がさらに豊かに紡がれていくことなのかもしれません。
山田さん、甲斐先生、わざわざ奈良からお越しいただきありがとうございました!
ミニチュアシューズ、確かにフクシマのこどもに届けます。
代表 辻だいち