わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

壊れる世界

2013年04月25日 | 日々雑感
やっと追いつきました~


二日酔いの頭をたたきながら、福島市内の飯舘村住民の避難宿舎へ行きました。

飯舘村吉倉宿舎。

全村避難となった飯舘村の、こどもを持つ世帯が避難してきた宿舎です。

新築の国家公務員宿舎をお借りできることになったのだとか。

▼吉倉宿舎




これまで1年間ずっと対応してくれた宿舎の自治会の担当者が、産休に入ったので、代理の担当者と打ち合わせです。

もちろん、夏の山賊キャンプに飯舘村のこどもたちを招待する打ち合わせです。

産休に入った前任者がしっかり引き継いでくれたのでしょうか、とてもスムーズな打ち合わせ。

いや、それもありますが、きっと、私も担当者も、お互いにこどもを抱えてるからこそ、当事者としての感覚で話ができて、それがスムーズな雰囲気を醸し出したのでしょう。

私は正直のところ、放射能についての知識などあまりありません。

でも、こどもを持つ親の立場は、福島の親の皆さんと共通ですね。


▼打ち合わせ




そうこうしているうちに、飯舘村吉倉自治会の会長さんが来ました。

飯舘村長泥区の区長さんでもある鴫原さんです。

今の飯舘村の現状を訥々と語ってくれました。

被災、現実、補償、若者、お金、老人、仕事、こども、土地、生きがい、未来・・・

それを聞くことしかできません。

▼鴫原会長さん




壊れる世界を止めようもありません。

何が私にできるというのうでしょうか。


泰阜村に住む私たちは、身の丈にあったことしかできません。

鴫原会長と出会って1年。

この間に、10回は顔を合せたかな。

私の事、泰阜村の事を、理解してくれるようになりました。

今度、彼を、私が授業を受け持っている立教大学のゲストスピークでお呼びする予定です。

私ができることも、少しありますね。

地道に、そして丁寧に、続けます。


代表 辻だいち


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