わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【鳥には負けない】 ~THE レタス・ガーデン?~

2017年06月06日 | 私のルーツ・私の物語
我が家には畑がある。

家庭菜園の規模だが、それでもけっこう面積はある。

生ごみや刈った草を堆肥化して、畑に投入している。

時には、田んぼの稲ワラや牧場の牛糞も。

まあ、一応、完全無農薬の有機栽培である。



うまくいかないのは当たり前。

虫にもやられるし、あっという間に雑草に覆われる。

明日収穫しようとしていた野菜が、今夜、サルに全滅させられたりもする。

でも、その遅々として進まないことが、無性に楽しいのだ。



亡き親父も、健在のおふくろも、実家が農家だ。

だから、幼き頃はおばあちゃんの家に行くと、野菜三昧だった。

特に、おふくろの実家は、関東平野のど真ん中:栃木の小山にあり、正真正銘のトマト農家だった。

だから、トマトは死ぬほど喰わされた。

おかげで、大のトマト好きである(笑)



そういう両親のDNAがあるからなのだろうか。

土をいじるのは何の苦にもならない。

だから、泰阜村に来た24年前から、畑も田んぼも毎年とりくんでいる。

もし、それだけやっていいよ、と言われたら、ずっと土に向き合える自信がある。



もう大学生になった長男と、高校生になった次男。

小さかった頃は、競ってイチゴを育てていた。

難しい、子株、孫株の扱いも、おてのものだった。

今考えると、末恐ろしい子どもだ。






今、中3の長女は、私のDNAが少し入っているのか、野菜を育てるのが楽しいらしい。

今年は、「どうしても」というブルーベリーの栽培を始めた。

村のブルーベリー農園から若株をもらってきた。

「熟してきたら、鳥との勝負だよ」と、農園のオーナーに言われた。

長女は「鳥には負けない」と熟した果実を毎日食べている。



長女と「THE レタス・ガーデン」なるものを作った。

多種のリーフレタスが毎日の食卓を彩る。

一応、高原野菜なのだ。

でも、ちょっとタネを撒きすぎたか、我が家では食べきれないほど育ってしまい、ご近所の皆さんにもお裾分けしている。

というか、自由に収穫してもらっている。



どれだけ忙しくなっても、土に生きることだけは失わないでいたい。

私の暮らしは、この土に生きている。


代表 辻だいち