緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

様々な人生

2024-08-25 07:06:12 | 日記

 昨日は、引っ越しを手伝ってくれたMさんが新築祝いにきてくれた。これで、引っ越しで荷物を預かってくれたりした家族以外の人達には全てお礼が完了してほっとした。Mさんは市内なので勿論○○ハムの事は知っていて大好きらしいのでハムとベーコンを送ったが、ベーコンを小さめにしてボロニアハムを多めにした。新鮮なのを送りたかったので、昨日の午前中に買いにいった。

 Mさんは新築祝いにはワインを贈ってあげると言っていたが、ワインではなくて、二本の果物の発泡酒だった。なので、アルコール度は低い。一本はリンゴの発泡酒で、もう一本はアレキサンドリアっていうマスカットの発泡酒だった。車で来ているし、夜は帰るので2人で飲むということはできなかった。これから飲むのは楽しみだが、発泡酒なので栓を開けたらすぐ飲みきらないとまずいのではと思う。

 Mさんは中学の同級生で先週の土曜日に開かれた中学の同窓会に参加したというので、その時の話も色々聞いた。

 私はそもそも小学校5年の時に転校してきたし、その時虐められたりもした。そして中二の時に小学校5・6年の時に同じクラスにいた意地悪男子とまた同じクラスになったことをきっかけに虐められた。中一中三の時はそういうことも無くて嫌な思い出はないけれど、中二の時の嫌な思い出はあるし、同窓会ラインでちょっと建具関連の仕事をしている方、またそういう方を知っている方が居たら教えてくださいといった投稿をしたら、同窓会ラインでは同窓会関係以外の投稿はするなとか言われたので、即同窓会ラインも退会した。同窓生同士で助け合うための掲示板的には使うなということである。ほんと、ケチで心の狭い運営方針だ。しかも、色々イベントの提案などは幹事などしかするな的な幹事連中とその他のメンバーとの差別などもあるらしい。

 確か180数人近くの同窓会員の中で、教職員も含め鬼籍に入った人がすでに34人も居るという話を聞いて驚いた。しかも、その中には陸上部のメンバーだった人や、運動神経が良くて評判だったような人達も含まれているのだ。その中の1人は前回の同窓会では親しい友人に車椅子を押されて参加したのだそうだ。また、今回参加できなかったメンバーの中には、Mさんの婚家と遠縁になる同級生に嫁いだ、S子さんがいる。S子さんは切れ長の目でそばかすが多いけれど、美人でスタイルも良く生徒会役員などもやって中学生時代からもてて、社会人になっても仕事はしっかりやるが男性からみるともてているがための悪女(職種は違うが同じ市役所関係で働いていたのでS子さんをしっている、退職後わたしも一緒に一時同じところで働いていた人からの話)だったということだ。結婚は同級生と大恋愛だったが、親から跡取り娘だからと一時中をさかれて、魂が抜けてしまったような感じになったので、親が結局は結婚を許したということだった。(これは、偶々私が第一子妊娠中に近所に居て交流のあった同級生から聞いた話)私が最後に参加した同窓会では、なんと同窓会の中で娘さんの中学校の制服を借りてきてそれを着て踊ったりするような出し物をして、場を盛り上げたので相変わらずの陽キャだと驚いた。彼女は仕事上でもその仕事の分野では、最も出世するところまで出世して退職した。つまり、学生時代社会人時代と親と同居の人と結婚して大変だったという苦労はあっただろうが、好きな人とも結婚でき陽キャで華々しい人生を送ってきたのだ。なんとその人が、孫の世話をしている中で、腰を悪くして手術まで受けたが、今では杖をついてやっと歩いている状態で、Mさんにも「こんなだからとても同窓会には参加できないよ。」と言ったそうである。その話を聞き、キャンディーズのスーちゃんの葬儀に参加してきたミキちゃんを思い出してしまった。でも、そういうのも他人事ではないと思った。自分の体の動くうちにしたいことはしておかないといつ動けなくなるか分からない。人生に与えられた時間は有限なのだ。そういう意味では寿命は縮む思いだったが、思い切って家を建て替えて良かったと思う。また、健康にも積極的に気を配って、暑いのを言い訳に怠けていないで運動なんかもしないといけないなと思った。

 また、私の母と同じように膵臓癌であっという間に亡くなってしまった人、出世して退職後年金を貰うまもなく、癌で亡くなって終った人なども居る。そういう人達の事を考えると、起きると腰や背中が痛いとか、夜中に足がつった等と言うことはあっても、家を建て替えられるくらい元気なのは「年をとって勝ち組」の方か?と思ってしまう。Mさんも、私もS氏も無謀だったからこそ、家が建てられたということについては同意していた。多分、S氏は元気な現役年代の施主、あるいは高齢でも家族に若い人が居て自分たちだけで片付けもやってしまえる施主などしか対応したことがなく、私もその人達同様に行えると高をくくっていたのだと思う。S氏は住宅営業の専門家だから、それはまずいと思う。しかも、家を建て替える張本人の私が最も自分と古い家を見誤っていたのである。だから無謀だったのだ。無謀だったからこそどうにか建て替えられた家だ。

 自分が、もっと年をとったときに幸せかどうかは分からない。インド占星術のサイトで自分の年齢による運の強さを調べられる所があったので、色々入力して調べてみたら、やはり今の年代は運がいいらしい、生きていれば80代くらいになると運気が下がっているようなので少し心配だ。

 Mさん自身も色々話を聞くと、病気で4年くらい最低限の外出しか出来なかった時期があるということだった。そのため、私が参加した同窓会では顔を見かけなかった時もあるのだなと思った。しかし、今は見せて貰った手帳が真っ黒なくらい毎日予定があって、毎日の予定をこなすので精一杯の暮らしをしているということだ。なんか、片付けしなきゃといいつつ、ドラマや動画を見たり、本なんか読んでだらだら過ごしている私よりずっと家族や社会に貢献する生活をしている。そういうことをいうと「大変な思いをして家を建て替えたんだから、のんびりしていいんだよ。」とMさんは言ってくれる。彼女はそうやって、あちこち人と関わり合って忙しく暮らすのが幸せなのだ。私は1人でのんびりする方が好きなのだ。まあ、自分を人と比べたりするのは良くない事なのだと思う。

 Mさんの次男さんは建てた家が道路の建設に引っかかって、二回目の家を建てるときも、自分が働いていたセキスイハイムで家を建てたのだが、1年の点検の時に、階段の塗料からの臭いがするからという理由で、階段を作り替えてくれたそうだ。そして、その間はセキスイハイムでお金を出してくれて、買っている猫も一緒に家族で泊まれる宿に30万で3泊4日で泊まり、その間に工事を済ませてくれたのだそうだ。元社員だから?それとも、二回もセキスイハイムで家を建ててくれたご褒美?ちょうど、長女さんが卒業の3月のことだったので、ただで卒業旅行ができちゃったね。と言ったそうだ。そんなことあるのか?と驚いた。

それにしても,私のキッチンカウンター横のフローリングはどうやって治してくれるのだろうか?

 足の攣りの直し方をMさんから聞いた。Mさんが偶然やってみて効果があった方法なのだそうだ。足裏をぴったり床に付けてそこに体重を掛けると治るという。再度足が攣ったら試してみようと思う。Mさんは高い化粧品を使い、時にはその化粧品会社のサロンで手入れしているだけあって、肌が白くて皺もないなと思った。でも、もうちょっと血色があったほうがいいな。と思った。私と言えば、新築の家が出来てあまり出かけることもなくなったので、またまた洗顔してオールインワンジェルだけという生活に戻っている。


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