緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

姪のたくましさが私の娘にも欲しい

2021-08-02 08:44:25 | 日々の出来事に関して思ったことや考えたこと

 私が昨年絶交した妹の子どもは、二人とも子どもをもち、妹には既に二人の孫がいる。正直一人も孫がいない身としては羨ましい。私の娘は21の時に、高校時代から交際していた3歳上の人と結婚したが、昨年31で離婚した。その話をしたら、甥夫婦が僕たちも離婚したと言った。姪もパワハラ夫と離婚している。しかし、甥は再婚した妻との間に一歳になったばかりの男の子がいるし、姪はパワハラ夫と別れて、一人で家族にも告げずひっそりと国の制度の支援を上手に受けて出産し、シングルマザーとして子どもを育てている。

 私の娘ときたら、「自分は他の事に自分の時間を取られるのは嫌だし、自分は仕事が生きがいだし仕事に生きたい。」とまったく子どもを欲しいとは思っていないようだ。子どもを産んだとしても、子育ては出来ないという。キャリアが中断すると言っている(まだ、実質的にはキャリアも積んでいないくせにと私は思ってしまうが)

 甥の妻も最初はどちらかというと仕事に生きる系の人で、子どもを持つことはあまり考えられなかったようだが、実際妊娠して出産すると苦労して生まれてきた子どもはこんなにかわいいのか?と思っているようだ。姪は子どもが生まれたことによって、自分に唯一の家族が出来たと思えたようだ。子どものために頑張らなければと子どもの存在が生きる支えとなっているようだ。送ってくれた写真をみれば、姪がどんなに娘を愛しているのかがよくわかる。

 娘は仕事も、先輩のパワハラをきっかけにうつ病が酷くなり、自殺未遂をした。親である私が店長に相談して、シフトの配慮などをしてもらいどうにか務め続けたが、そのお店もコロナで撤退。せっかくスキルアップを目指し再就職した仕事先でも、先輩の否定的な言葉でフラッシュバックを発症して、キャリアップの為の最初の実技試験が、手の震えで受けられなくなってしまったので、また辞職してしまった。

 娘は明日からまた新たに再就職した職場に通い始める。労働条件はいいところのようで、娘は長くそこで働きたいようだが、またそこで前回と同じような事にならないかと私は心配だ。心配することは、かえってそういう事態を招くのでよくないらしいが。

 親にも何も苦労も掛けずに、子どもまで産み育て、更に亡くなった父親の借金や事業をたたむための諸雑事まで一気に引き受けている姪と比べ、私の娘はまだ一人で生きていくことさえままならないでいる。親子断絶しているとはいえ、姪のたくましさが私の娘にも欲しい。まあ、娘は父親に似てしまったのか、精神的な打撃が身体の症状として表れてしまうタイプなので仕方が無い。そしてその心配を父親である夫に共有して欲しいのだが、その負の遺伝を娘に与えてしまった夫はそういった話をしようとすると、「聞きたくない。」と話を聞いてくれようともしない。


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