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太陽光発電の今後

2021-06-22 | 日記

近年の太陽光発電施設の建設が盛んだ。だが、その用地利用については地元住民との軋轢が生まれたり、土砂災害発生の誘因になったりと、いろいろ問題が出て来ているようだ。さらに、広い土地で発電量の多い施設を作る際に、(故意に)大きな土地をいくつかの小区画に分けて別々の施設として登録し、大規模施設に義務付けられた管理員や変電設備の設置を逃れて費用節約をはかるケースも多いという。

 大規模施設への厳しい規定は、一箇所で大きな電力を発生させる際の安全管理が目的なので、それを小分けして登録したからと言って一定面積から集中して発生する電力が少なくなるわけでは無い。ガソリンの保管に関する安全規定を逃れるために、タンクを小分けして別々の人物の持ち物として登録したからと言って、同じ保管場所に同じ量のガソリンが集中していれば同じ危険性が発生することに変わりはない。

 表面上の法規制では取り締まれないので黙認されてしまっている場合も多いと言うが、「一定面積内で一定以上の発電設備は集中する場合は安全管理の人員・設備の設置を義務付ける」という規定を加えれば良いだけの事と思える。要するに、たとえ持ち主が異なっもても、一定面積内に一定以上の発電設備を集めた場合は、所有者が共同して一定の安全管理を行わなければならないようにすれば良い。法律制定後10年近くが過ぎ、既にその抜け穴的な問題点も明らかになっているにも拘らず、「法規制は難しい」と言って言葉を濁す人々が責任ある立場にいるとは信じ難い。

 

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