環境と体にやさしい生き方

環境の悪化は生物系全体に大きな影響を与えています。環境と体にやさしい健康的な生活を考えるための新鮮な情報を紹介します。

ますます苦境に立たされる中国

2010年10月12日 | 中国
中国人初のノーベル賞を、人権活動家・作家の劉暁波氏が平和賞の部門で受賞したことで、中国政府の反発が強まっています。

中国国内では報道規制により、ほとんどの国民がノーベル平和賞の受賞を知らないばかりか、劉暁波氏の存在さえも知らない人が多いようです。
しかし、今や多くの中国人が海外で生活しており、これらの人々を介して確実に民主化への機運は高まっていくことでしょう。
中国国内でも、政府に不満を持つ国民や、民主化や人権を訴える人々は着実に増えてきています。

もはや「民主国家」への動きは止めようがなく、問題は、それに要する時間がどの程度かかるか、どのような形で移行していくのかといったことでしょう。
ことの成り行きによっては、国際社会を大きな混乱に巻き込む危険性を孕んでいます。

世界的な景気低迷で中国への依存度が高まって、意識的に中国の民主化や人権問題に対して非難を避けてきた国際社会も、対応の変化を求められています。

東シナ海や南シナ海での領有権の主張やなかなか進まない人民元の切り上げなど、大国らしからぬ中国の横暴な振る舞いも目立っていますが、国際社会の非難が拡大するにつれて制裁の対象が増えていけば、中国政府としてもそのすべてに対応していくことは困難です。

その一方で、尖閣諸島沖の漁船衝突事件以前の本年8月、中国は2兆円を上回る日本国債(大半が短期債)を処分しており、財政赤字に悩む日本にとっては、このような政治的な動きともとれる中国の今後の対応が気がかりです。

日本は、さまざまな情報を手がかりに、考えられる今後の中国の行く末を想定した戦略的な対応が求められます。


 覇権大国中国が小日本を消す日―汚染された日本海と日本国土を廃棄せよ!

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中国首脳部の本音が出たCNNインタビュー

2010年10月08日 | 中国
経済発展を続ける中国は、さまざまな場面で「覇権大国的な動き」を進めています。
中国は、尖閣諸島沖での衝突事件に端を発してくすぶり続ける日中関係の問題以外にも、至るところで問題の火種を抱えながら、まっしぐらに覇権大国への道を突き進んでいるように見えます。

このような状況の中、温家宝首相が本音の一端を漏らしました。
これは、温首相が今月3日(2010.10.3)に放映された米CNNのインタビューで語ったものです。
  ↓
「人民の民主、自由に対する求めを拒むことはできない。しかし、中国は人口13億人の国だ。正常な秩序を確保する必要がある。」(朝日新聞 2010.10.5)

これは、言い換えれば、中国共産党による一党独裁を保ちながら国内秩序を維持していくためには、時代の趨勢である民主化や自由化を尊重しながらも、一定の制限や操作を行わざるを得ないということを明らかにしたものといえます。

一定の制限や操作には、メディアに対する報道規制や都合の良い情報のでっち上げなども含まれます。この温首相の発言をもとに尖閣諸島沖での衝突事件を考えれば、多くの点て合点がいきます。

温家宝首相のインタビューでの発言は、最近の中国首脳部の外交に対する姿勢や今後の方向性を考えるうえで重要な意味を示唆しています。




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たばこ増税による値上げで対応さまざま

2010年10月07日 | 日本
10月1日からのたばこの値上げに対して、喫煙者によってその対応が分かれています。
大きく分けて次のように分類できそうです。

 ・これを機に、喫煙をやめる・本数を減らす
・他の嗜好品を減らしてでも、喫煙を続ける

 このうち、喫煙を止めようと考えている人の中には、別のもので代用する人や禁煙外来を利用する人がいるようです。
 別のもので代用する代表格としては、電子たばこが上げられます。
日本国内でよく売れているのは「TaEco」ブランドで、2年余りで20万本ほどを販売しています。
禁煙してほしいとの願いをこめて家族がプレゼントするケースが多いようです。
 













TaEco タエコ コンパクトセット 限定セット 電子タバコ 禁煙 減煙
クリエーター情報なし
Taeco


また、禁煙治療を行う医療機関も増えてきていますので、ここで禁煙補助剤を処方してもらう方法もあります。
ニコチンを含まない飲み薬としてファイザーが発売している「チャンピックス」を利用している人も増えているようです。

 なお、たばこの急激な値上げに対抗して、海外からの「偽装たばこ」や税関を通さない「違法輸入たばこ」が増える恐れがあると指摘する向きもあります。フランスや英国では、たばこ税の引き上げで一時的に喫煙者が減ったものの、違法たばこの流入で再び増加しているようです。

 因みに筆者は、20代に興味本位でたばこを吸い始めましたが、本数はあまり多くなく40代で止めました。
禁煙にさほど苦労はしていません。
普通のたばこではなくて、20代で「パイプたばこ」にはまっていました。(今ではこれも止めていますが。。。)


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バングラデシュで低賃金者の反乱が拡大

2010年10月05日 | 中国
筆者は、拙著「覇権大国中国が小日本を消す日」の「先進国に利用され捨てられる中国」の項で、次のような内容について書きました。
商品の安さを究極まで追求したチャイナ・プライスは、人件費の安さだけで実現できたものではなく、格安の土地の賃借料や不当に低い人民元の為替レート、沿岸地域の地理的条件などいくつかの要因によって作られたものである。なかでも大きな要因としてあげられるのは、このチャイナ・プライスがさまざまな不正によって支えられてきたということである。
この不正の代表的なものとして、さまざまな労働や環境関連の法規を軽視あるいは無視してきたということがある。多くの中国企業は、事業の存続をはかるために、不正によってチャイナ・プライスを維持せざるを得ないのである。

そして、チャイナ・プライスの維持は、労働環境の悪化に伴う従業員の不満を増大させいることや、先進国の企業の中には、中国一辺倒の進出によるリスクを回避するために、あるいはよりやすい人件費を求めて、インドやベトナム、バングラデシュ、スリランカなどへ進出するケースも増えてきていることを紹介しました。

このような企業の動きに対して、今、バングラデシュでも低賃金労働を強いられる労働者による反乱が増えています。
特に、輸出産業として成長している繊維産業で労働者のデモが頻発しています。
労働者は、1日10~12時間の労働で最低賃金は月1662タカ(約2010円)、下宿代と食事代で3000タカはかかると嘆く労働者もいるのが現実です。(朝日新聞 2010.10.3)

バングラデシュの賃金水準は中国の約3分の1、ベトナムなどの約半分で、これが製品の価格競争力を高めているのです。
「安さ」だけでつながっている取引関係は、「安い」という強みが失われた途端にその関係が途絶え、捨てられる運命にあります。このため、現地の企業としては、簡単に賃上げできないのが現実です。

日本に輸入されている安い製品は、このような労働者の犠牲の下に生産されているものも少なくないことを認識し、「どうせ安いものだから」と資源を無駄にするような購入や安易な使い捨てを自制することも必要です。
また、日本を含め先進国の企業の中には、このように他国の労働者の生活を悲惨なまでに犠牲にすることで利益を上げているところもあることを認識することも大切です。
 

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EUに見放される日本

2010年10月04日 | 欧州
日本は、米国やアジアに比べ欧州連合(EU)とは経済的な結びつきは大きくないように感じている人が少なくないと思います。

しかし日本は、自動車や家電、電子機器などの分野で欧州に多くの部品や製品を輸出しています。たとえば、ソニーの2009年度の欧州における売上げは、全体の約23%を占めています。

そして、今、このEUの市場から日本が見放されようとしています。
現在、同市場では日本企業と韓国企業が競争関係にあります。
円高で不利な日本企業は、韓国企業の追い上げでそのシェアの差を縮められつつありますが、これに輪を掛けるのが、来年7月にEUと韓国の間で発効するFTA(自由貿易協定)です。

これに対し、日本とEUとの本格的なFTA交渉の動きは見られません。
これは、日本側が非関税障壁の削減に積極的ではないことに対し、EUが交渉に乗り気でないというのが大きな理由のようです。

いまや韓国企業は世界中でその勢力を拡大しています。過去ブログ「こんな韓国企業に日本は太刀打ちできるのか? 」でも紹介したように、韓国では仕事に邁進するビジネスマンが増えています。

韓国のみならず、中国やインドなどの新興国にも市場を席巻され、輸出大国日本の行く末が危ぶまれています。


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日本の食と健康

2010年10月04日 | 食生活等
過去ブログでもとりあげましたが、管理栄養士の幕内秀夫氏は、著書『なぜ「粗食」が体にいいのか』のなかで、現代の食生活は「五無の食生活」だと書いています。
幕内氏は、「五無」とは、「無国籍」、「無地方」、「無季節」、「無家庭」、「無安全」の意味で、生活に国籍がなくなり、地方の味がなくなり、季節がなくなり、家庭の味がなくなり、安全性がなくなっているといいます。
そして、「粗食」すなわち「日本の豊かな風土から生まれた豊かな食生活」を提唱しています。
(注:紹介の本は、帯津三敬病院名誉院長 帯津良一氏との共著)

それでは、現代の食生活における問題点は何でしょうか?
幕内氏が言う現代の食生活の問題点とは次のようなものです。

1.食べすぎ(摂取熱量に比べ消費熱量が少なくなった。)
2.食生活の欧米化(パン、肉、食肉加工品、牛乳、乳製品、油脂類の急激な増加)
3.ビタミン・ミネラル類、微量栄養素の減少(精製食品の増加)
4.食物繊維の極端な減少
5.化学物質の急増(農薬、食品添加物の増加)


幕内氏は、主食をご飯にすることで、おかしな組み合わせが減るといいます。
同氏が書いた下記の本も参考になります。
何を食べるかよりも、何を食べないかが大事と説いています。

40歳からの元気食「何を食べないか」-10分間体内革命 (講談社プラスアルファ新書)
幕内 秀夫
講談社

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それにしても、時代を担う子どもたちの学校給食も欧米化の影響を受け、健全な食生活を阻害しています。

変な給食
幕内 秀夫
ブックマン社

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