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環境と体にやさしい生き方

環境の悪化は生物系全体に大きな影響を与えています。環境と体にやさしい健康的な生活を考えるための新鮮な情報を紹介します。

独裁国家の民主化は前途多難

2011年01月31日 | 中東
独裁政権が倒れたチュニジアに触発されて、エジプトやイエメン、アルジェリアなどでも反政府デモが活発化しています。
エジプトのデモは沈静化するどころかますます激化し、無政府状態となっています。

過去ブログでもとりあげたように、今後同様のデモが頻発する国が増えてくることが予想されます。
しかし、仮に独裁政権が倒れても、その多くが民主化に向けた道のりは前途多難と言えます。

その最大の理由は、独裁であったがゆえに対抗する野党勢力の基盤がほとんど整っていないということです。
政権に対する批判はしても、いざ政権を担うとなるとその準備ができている組織がほとんどないのです。

また、先進諸国の思惑も民主化に大きく影響を与えます。
たとえば、米国はエジプトのムバラク政権に、イスラム過激派対策として年間数十億ドルの援助をしています。現政権が崩壊すると、米国の意図する国家とはなりえない可能性があります。

政変に対してこれを自国に有利に取り込もうとする国が必ず出てきます。
このような国家間の駆け引きも活発になってくると予想されます。

国民の意識の改革も必要です。
民主化への過程で生活が困窮することをどこまで耐えられるかといったことも重要な問題です。

かつてエジプトに行ったとき、「バクシーシ」ということばを教えてもらいました。
これは、「裕福な者は貧しい者へお金やモノを施すことが当たり前」といった考えです。
民主化には国民自らの努力や忍耐も必要でしょう。


話は飛躍しますが・・・
これは、財政悪化の日本国民にも言えることかもしてません。
また、野党から与党となった民主党も、政権を担うための準備が不足していたことを素直に認め、理想だけではなく地に足の着いた政治にさらに真剣に取り組むべきでしょう。


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