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プロボウルスターターQBなのですけれど・・・

2011-01-28 01:26:00 | イーグルス
 CHIとNYJのコーチの中からDCを選ぶのであればそろそろ面接の話が出るでしょうし、PITかGBのコーチに本命が居るのでしょう。そうならばスーパーボウルが終るまでは話が動きませんしシニアボウルでの評価の翻訳メモを書き溜めながら普段はシーズンが終るとすぐにやるポジション回顧を始めたいと思います。

Miheal Vick 
パス 372回中成功233回 62.6% 3018ヤード 平均8.1ヤード 21TD6INT
ラン 100回676ヤード 平均6.76ヤード9TD  
QBレーティング100.2

Kevin Kolb 
パス 189回中成功115回 60.8% 1197ヤード 平均6.3ヤード 7TD7INT
ラン 15回65ヤード 平均4.3ヤード  
QBレーティング76.1

 開幕はKolbがスターターでしたが、GBディフェンスの前に何も出来ず(5回のドライブで1FGのみ、今考えると今年のGBディフェンスが強すぎただけかもしれません)Vickに交代後素晴らしいプレイを見せ一試合でエース交代となります。その後DET.JACとVickは好調でしたがWAS戦で負傷、Kolb再登板となります。しかし、汚名返上とならずにVick復帰で試合に出る事がなくなりました。
 Donovan McNabbの放出時、若返りを進めると共にWCOらしいパスを繋ぐオフェンス、サードダウンでしっかり取れるオフェンスを期待しましたが、KolbはWCOに必要なレシーバーの切り替えが全く出来ず、足が無い為に弱体化したOLの影響受け簡単に潰される続けました。それに対し、走り出したら止まらないVickは俊足レシーバーへの縦への一発だけでなく、ATL時代から見ても別人のようにポケットでレシーバーを見ることが出来るようになりQBとして本格化したシーズンになりました。
 しかし、Vickを止める為の方程式が出来上がった事、ハードヒットを受け続けるプレイスタイル(QB保護を考えてのタックルでばすり抜けるからヒットするしかない、スライディングが出来ないから常にヒットされて終る)の為に怪我を抱える事となり、シーズン終盤はパス成功率が低下する事になり、同時にサックが増える事になります。

 契約はVickが2年契約を終えてUFAになり、Kolbは今年契約延長した1年が残っています。Vickは再契約を希望していると再三アピールしていますし、実際Kolbを再度抜擢するような状態では無いですから再契約する事になるでしょう。Kolbがトレード要員として今年のオフシーズンでトップの評価を受けていると目にするのですが、どこをどう見るとそうなるのかが全くもって理解できません。ただし、労使交渉がまとまるかどうかが契約延長やトレードの条件になるでしょうし、当面動きが有るとは思えません。

 Vickとの契約は短い物にはならないでしょう、6月で31歳になりますし4-5年の契約になると考えます(実質3年くらいの契約にするのがベターだと思っています)MVP候補にもなった前半の快進撃から、プレイオフの結果をも変えてしまったMIN戦敗北までのスローダウン、どちらが本当のVickと言う事は無く、プレッシャーが掛かった時にパスを投げる能力は低く、走って逃げるかダブルチームされていようと投げ込むしか出来ないのはATL時代と大差ないです。
 契約延長した場合にパサーとして成長できるかどうか、Andy Reid以下QB育成には定評のあるスタッフが1年教えた事で大活躍となりましたし、もう一段階成長出来ると見るのか、これがVickの精一杯と見るのか、判断は難しいです。走れると言う前提が有ってのVickである事に代わりは無いでしょう、3rd&5をパスで安定して取るようなQBになる事は無いでしょうし、良いから走れとこれからも言い続ける事になるはずです。セットの時点でブリッツが来る事だけでも予想出来るようになれば良いのでしょうけれど、それが出来るようにならないのがVickなのでしょうね・・・
 
 Kolbはトレードで放出する事になると思います。Vickが怪我の多い選手なのは事実ですしバックアップを薄くする事は問題ですが、高給取りを2人並べる事はしないでしょう。1巡を貰えるような選手では無いと思いますし、3巡程度の取引が出来れば上出来だと考えます。ファーストターゲットしか見ていないのに、ダブルチームされているのに気が付かないポケットパサーを高く評価するのは無理が有ると思うのですけれど。

 一度も出番が無いまま終わったルーキーMike Kafkaですが、プレシーズンを見た感じでは時間が掛かりそうです。肩が弱く走りながら投げれないのは厳しいですし、Koy Detmerのようなバックアップ専門が精一杯でしょう。


 私の個人的なVickへの評価は低いのですが、リーグ2位のオフェンスを率いたVickを変える事は出来ません。オフシーズン徹底的に脳味噌を鍛えて欲しいのですけれど、契約延長はまだ先になるでしょうしMcNabbとの関係を見ても大きな変化は無くVickはVickのままなのでしょう。
 プレイオフを見ていて、やはりQBの出来がスーパーボウルを勝つ為には必要と実感しています。Vickはシステムをぶち壊すプレイを時に見せますが、1試合を通じて見れば押さえ込むのが簡単なQBだと思います。Vickがプレイオフを連勝するQBには見えません、McNabbよりもさらにスーパーボウルへの道は遠くなったように思えます。

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4 コメント

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Unknown (harusakumichu)
2011-01-28 14:24:03
DCにJeff Fisherなんて名前まで・・・ありえそうににですが・・
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Unknown (tiny_ligths88)
2011-01-28 20:52:21
Jeff Fisherが1年DCをしていたとは知りませんでした・・・。
凱旋はあるのか?
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Unknown (YM5)
2011-01-29 01:31:52
便乗して、昔はグルーデンがOCでしたね。

僕がファンになったのは95-96からですが、94-95のDET戦はDVDで見ました。

グルーデンやルーリーが恐ろしいくらい若くてびっくりでした。(他の試合でジェロブラも見ましたが、やはりレジー・ホワイトの方がインパクトが強いですね)

ちなみに、Twitterのサブアカウントが、ロドニー・ピートからフォローされてます。(本当)

カニンガムとビックがよく比較されますが、この特別すぎる活躍を見ると、カニンガムより一年だけ輝いたピートじゃないか?という気がしてなりません。(前に何処かで言ったような気がしますが、気にしない)
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Unknown (horikomi)
2011-01-29 07:56:49
Fisherの復帰は無いでしょうね、これ以上戦術家ではなく統率者タイプのコーチ入れるのは困ります。


Buddy Ryanの系列ですし、NYJやDALの方が可能性は高いでしょう、McDermottのままならDC補助で来たかもしれません。


Peeteと言うかWareと言うか、あの頃のDETのQB選びは・・・まあCunninghamからMcNabbまでのうちも迷走が酷かったですけれど。
時代を変え(そこなっ)たアスレチックQBと言う点ではCunningham-Vickでしょう。
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