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DT分析

2007-03-29 09:03:24 | イーグルス
 Darwin Walkerの放出でDT陣はMike Pattersonを軸にMontae ReagorとBrodrick Bunkleyを使っていく事になりそうです。先日も書きましたがWalkerとRaegorの能力に大きな差は無いと考えています、Takeo Spikesを補強してもDLの強化が出来なければランディフェンスの劇的な強化は望めません。WalkerとSpikesのトレードの話が持ち上がったのとReagorを獲得する動きとどちらが先かは分かりません、もしかするとSpikesとWalkerのトレードが成立する可能性が出てきたので代役のDTを探したのかもしれません。どちらにせよNT・UT両方で起用できる(悪く言えば中途半端な)Pattersonが居るのですからランディフェンスを強化する気が有るならば285ポンドでパスラッシュ専門のReagorを選ぶ事はしないでしょう、補強の方向性は今年もパスラッシュ優先で変わらないと言う事です。
 そうなると既存の戦力でランストップをしなければなりません、去年はWalkerの代わりにランプレイ時に入る事が多かったSam Rayburnですが、6-3 303ポンドと標準的なDTの体躯を持つ割にスピーディでパワーが有る選手では有りません。そういう意味ではJim Johnsonの戦術に完全にマッチする選手なのですが、ランストッパーとして有用な選手では有りません。
 2年目になる6-3 290ポンドのLaJuan Ramseyに大幅なバルクアプの可能性は有ります、しかし去年序盤のプレイを見る限りではこの選手もパスラッシュ優先の選手でしょう。2年目を迎えるオフシーズンでは20ポンドくらいバルクアップする事は良く有りますし、310ポンドくらいにまで上げる事が出来ればランストップ時に入る事が出来るかもしれません、可能性は低そうですけど・・・。

 結局、行き着く先はBunkleyの変身を期待するしかないという事になります。去年の出場機会すら貰えない惨状を考えれば大きな変身を期待するべきではないとは思います。DTと言うポジションを考えれば、システムの習得に手間取っただけで身体能力は問題ない。こういう弁解はし難いです。Patterson,Walker,RayburnにキャンプでカットしたEd Jasperの4人でローテーションしてルーキーに1年目から大きな期待をする必要は無い状態を作ってはいたので無理をさせなかった、そう考える事も出来るのですが、やはり身体的にも精神的にもまだ未熟なのでしょう。
 幸いトレーニング施設にBunkleyは306ポンドと去年の登録6-2で300ポンドと大差無い状態で来たようです。ラインの選手には30ポンド増しでキャンプに来て練習しながら絞る選手も多いようですが、春の時点でベスト体重にしてきたのはやる気の現われと考えて良さそうです。実績有るWalkerを放出するのですから、コーチ陣がBunkleyに期待しているのは当然です。春の段階でベストコンディションを作ってきた事は精神面の成長も期待できますし、身体的にも改善される事でしょう。

 285ポンドのReagorがUTのスターターになるようでは何も変わりません。5-11 290ポンドの豆タンクPattersonと期待の大器Bunkleyがスターターとして並び、パスラッシュ時にReagorとRayburnを投入するような使い方が出来ればランディフェンス改善に効果が期待できます。Spikesを活かす為にもDLがしっかりOLを受け止める事が必要です。BunkleyとReagorのスターター争いには今後も注目するべきでしょう、Reagorが勝つ様では困るのですが。
 ドラフトでDTを獲得する可能性は低いです、下位指名で良いからランストップ型のDTを指名する事を期待していますが、取らないでしょう。今年もランディフェンスに泣くのか、改善されるのかは(私がパスラッシュ専門と思い込んでるRaegorが意外とランディフェンスが良いと言う嬉しい誤算が無ければ)2年目のBunkleyが全ての鍵を握る事になります。ドラフトでDTを取るようならばBunkleyが信頼されていない証明になるでしょう。

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2 コメント

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Unknown (captain_harbaugh)
2007-03-29 23:31:34
Reagorですが、やはりランディフェンスは苦しいと思います。一対一でも結構コントロールされる、と思っておいていいかと。
少なくともIND時代は相手を抜きにかかる意識が強すぎて横にずらされる、あるいは押されることが多かったです。ペネトレイトで行き場をつぶすこともありますが、相手を受け止めてスクリメージを支えるようなプレイは期待薄です。
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Unknown (horikomi)
2007-03-30 06:48:05
Corey Simonがそちらに移籍した時に、1ギャップスタイルに適応するのが大変と言っていました。うちもカバー2に負けないくらいパスラッシュ重視のシステムなのですが、DTは案外ラッシュよりもコントロールを重視する事があります。そういう意味ではReagorはSimonとは逆の変化適応する必要が有りそうです。
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