Nick Sirianni初戦

　レギュラーシーズンが1試合増えて、プレシーズンゲームが1試合減る事になり、プレシーズンは3試合になりました。

　
PITをホームに迎えての初戦はサードチームに入れ替わった後半逆転されて16-24で負けましたが、前半は16-7でしたし負けたことに大きな意味はないです。

　新エースQBのJalen Hurtは動きは良かったです。スクランブルで頭からのプレイは危険なだけでしたけれど、パスはプレッシャーへの対応もボールを落とす場所も悪くないです。
　課題のWR陣ではQuez Watkinsがバブルスクリーンからの79ヤード独走TDを見せ、抜けたら止められないスピードを見せました。キャンプでも評価を上げていますし、SEでのスターターに前進したと見て良いでしょう。スピードを生かしてのデコイとしての起用には今すぐにでも貢献できるでしょう。

　Nick MullensはQB2番手を争うはずでしたが、落ち着いたプレイを見せたJoe Flaccoと比べると53人枠に残るようなプレイではありませんでした。
　OLではJordan Mailataが怪しい場面も有りましたがまずまず抑えました。
　DLでは3巡指名のMilton WilliamsがLEからのプルラッシュでOLを突き破る場面が有りました。パワーは有ると思っていましたが、出足と言う点でカレッジのフィルムよりもかなり良くなっているように見えます。DE専任になって体重を絞ったのか情報が欲しい所です。
　DT4番手争いではT.Y McGillがサックを奪いました、5年間で11チーム目と解雇と再雇用を繰り返していますがこのままいけば4-5番手として開幕を迎えそうです。

　LBではT.J Edwardsがタックル切られる場面が見られました。ボールの有る所に絡んでいると見る事も出来ますが、仕留め損なったプレイも有りました。
　システムとして、4-3の3人LBは今までと変わらずやや広めのDL4人の内側に収まる形で一直線に並んで待つ形ですかね。アクションよりもリアクションのLB陣になるのでしょうか。

　CB陣は4巡ルーキーZech McPhearsonがキャンプで好評ですが、まずまずのデビュー戦となりました。ベテラン3人に加えて4番手までは固まった印象です。
　ゾーンカバーの酷いミスからエンドゾーンから空きが有りましたが、サードチームに連携を求めてはいけないのか誰かがとんでもないミスをしたのか・・・

　後半ミスの多い試合となりましたが、53人枠に入るであろう選手はまずまずのプレイを見せてくれました。開幕までに怪我人が復帰出来ればさらに良いチームになるでしょう。来年のドラフトは5位くらいを予想しているモックドラフト多いですけれど、もう少しいい成績になっても良いと思わせる試合でした。