本当はもう決まっているんだよね？？？

　Lito Sheppardの行き先が何所になるのか、そして誰とトレードする事になるのか、今年のドラフトの成否に大きく影響する要素です。

　これまでにLarry Fitzgerald,Roy Williamsとのトレードを断られたらしいのですが、今度はKCのJared Allenに興味があるという噂が流れています。この噂は噂というよりも書いたライターの妄想に近いのではないかと考えていますが、Sheppardの商品価値が意外に低く少しでも値段を吊り上げようとしていると言う噂も有ります。
　まだ27歳で2度のプロボウルに選出されているCB、さらに今年のベースサラリーは2ミリオンで来年は3ミリオンと非常に安いですから買い手が付かない訳が無いのですが、契約の見直しを要求している事と小さい怪我が多い事が問題なのかもしれません。
　契約の見直しに付いては、1巡指名時の5年契約に5年25ミリオンの契約延長をして契約延長の2年目という扱いです。当時のプロボウラーに対する5年25リオンは相場として不当な物ではありませんし、トレードされて多少ボーナスをつけてもらう（残り4年の契約に2年くらいの延長をしてサインボーナスをご祝儀として支払う）程度で済むのではないかと考えます。6年60ミリオンのような契約を要求しているという話は聞いた事がありません。
　怪我についてはシーズン終盤に足首やひじの怪我でIR入りを繰り返していますし、去年はMCLで最終戦を欠場しています。しかし、これもそれほど重症ではなく膝の怪我をしたまま1シーズンプレイしていました。手術をしているわけではないですし、今シーズンの開幕には間に合うはずです。

　今年のドラフトはCBの層が厚いと言われています、ドラフトが終わってしまえばLitoをトレードする事はかなり難しくなるでしょう。層が厚いとは言っても当たり外れのあるルーキーよりも実績のあるベテランを好むチームは必ずある筈です。そしてプロボウラーとしては格安の契約（残り4年のベースサラリー合計が13ミリオン）ですから、多少のサインボーナスを支払っても問題ないでしょう。
　無理に放出する必要が無いLitoですから、ホールドアウトする事無くチームに合流してくれればそれで全く問題ないのですが。ドラフトが終わってからごねられた場合の事まで考えると放出したほうが良いと思います。

　そもそも、LitoとSheladon Brownが居るCB陣にAsante Samuelを加入させた時点でLitoかBrownを放出する（または3人を上手く使う）事まで計算されているはずです。色々な噂は有りますが、ある程度の売り先は決まっていて更に良い条件にする為に今動いていると考えたいのですが、ドラフト当日上手く処分できないようならフロントは処分されてしかるべきでしょう。