出戻り候補

　FAで出て行った選手が怪我をしてから帰ってくるチームの統計を取ったらば多分32チームで最も出戻り率が高いであろうEaglesにとって、今回帰ってきそうな選手が1人増えました、2003年までSLBのスターターを務めNYGにFA移籍したCarlos Emmonsです。6－5のサイズを活かしTEを試合から消す事が出来た素晴らしい選手で、彼が居なくなってからSLB,SSがTEカバー出来無いと言う問題が表面化しました。
　今回NYGを解雇されたのは毎年のようにシーズン後半戦列を離れてしまう怪我が原因のようです。すでに33歳で怪我持ち、今シーズンの対戦でもBrian WestbrookのオープンランやL.J Smithのパスカバー共に往年のスピードは無くなってしまっているように見えました。それでもJim Johnsonのシステムは熟知していますし、SLBはやっぱり無理だったDhani JonesよりはSLBとして使えるのではないかと思ってしまいます。
　Jeremiah Trotter、Shawn BarberにEmmonsがLBで3人並んだら面白いだろうと思うののですが、そうなったらばこの3年間のLB育成は何だったのかと言う事になってしまいます。NFLでの実戦テストが済んでいないChris Gocongと下り坂のベテランEmmonsにSLBのスターターを競わせるのも不安です、それでもTrotter,Omar Gaither,Matt McCoy,Gocongに多分カットされるDhani JonesのLB陣に6－5のサイズを加える事はゴールライン前の浮かしたパスやランディフェンスの強化には繋がります、Emmonsの復帰は有り得そうな気がします。

　もう1人カットされそうな選手が居ます、INDに移籍したCorey Simonです。6年30ミリオン程度の契約をしたのですが、Eaglesのキャンプをホールドアウトしていた為にコンディションが整わず360ポンドで2005シーズンはプレイし続け、2006シーズンは足首と膝の怪我で結局試合に出てくる事無くIRに入りました。正確な所は分からないのですが、サインボーナスは少なめ（4ミリオン程度）で2年目か3年目の3月にロスターボーナスを支払うような契約だったと思います。つまり、ゴーストが出にくい契約と言うことです、UFA選手との再契約が難しい状況ですし、TBからAnthony McFarlandを補強したのでSimonの居場所は無いです、カットされる事になるでしょう。
　カットされたとしてEaglesに出戻るのかと言う事なのですが、喧嘩別れでもTrotterのようにチームに帰ってくる選手は居ますから要は能力次第です。足首の怪我に不安を感じ長期契約をしなかったEagles側の読みが的中したINDでの2年間で商品価値は大きく下がりました、それなりにDT陣のデプスは厚いので帰ってくる可能性は低いとは思いますが、ミニマムに近いような契約でキャンプに参加させる事は有るかもしれません。