WellsかDonaidがいいなあ

　普通に考えれば1日目での指名が確実なRBの指名候補を調べてみます。大豊作だった去年と比べると正直不作と言う印象なのですが、Borrell BuckhalterをFAで失った以上嫌でも取らなければなりません。
　個人的に1巡指名するべき選手はただ1人Chris Wellsだけです。6-1 235ポンドと大型のパワー系ランナーで、コンバインでは4,6秒の40ヤードで評価を落としましたがプロデイで4,4秒を出してRB1番手の評価を固定しています。ハイライトを見た感じでは、インサイドの飛び込みだけでなく、アウトサイドに流れながらスイッチを入れた瞬間に縦に全力で切れ上がる能力も持っていますし、プロ向きのランナーの印象を持ちました。21位までに消えると予想されていますが、去年のRB大豊作でRBが必要なチームが少ないですし落ちてくれば即指名すべきでしょう。

　2番手候補のKnowshon Morenoは1試合見ました（後2試合見れるので時間が有る時に見る予定で、それによっては評価が変わるかもしれません）プロでやれるのかどうかの判断が非常に難しいです。と言うのも、QBが1位指名候補のMatthew Staffordでドラフト候補のWRが3人居ますからエースとして徹底マークされたような状況では有りません。普通1巡候補くらいになると常にLBが1人付いてくるような状況の中で1500ヤードを越えてきたりするのですが、そうでないのは気になります。5-10で210ポンドのサイズは特別大きくないのですが、トップスピードを感じません、確実に1ヤードが取れない程度のパワーバックは外れの可能性が高いような気がします。パスキャッチは上手そうですし、Andy Reidは気に入っているようですが1巡で取るRBでは無いと思います。

　3番手と言われるLeSean McCoyはハイライトを見ただけで取るべきでないと判断します。上体が突っ立っていて、腰から下をたこ型宇宙人のようにうにゃうにゃさせながら走るスタイルはプロでは通用しないでしょう。あるいは異常に強靭な下半身を活かして凄い選手になってしまうのかもしれませんが、外れの可能性のほうが高いと思います。

　Wellsが21位までに消えた場合に28位で取るRB候補として個人的に気に入ったのがDonald Brownです。悪く言うと思い切りが悪いのかもしれませんが、ホールが潰れた場合に次の穴が開くまで待ってそこに飛び込める能力はBrian Westbrookのスタイルに似ていてチームに合っている気がします。サイドステップから縦への加速も抜群ですし、パスも取れそうです、1ヤードを取るタイプでは無さそうですがWCOのRBとしての適正は今年のドラフトで1番だと思います。出来れば2巡で指名したいのですが53位までは残らないでしょう。

　Westbrookと組むパワーランナーとして2巡候補になりそうなのがカレッジ最優秀RBに与えられるDoak Walker賞を獲得したShonn GreeneですがTony Huntの香りがします・・・LBやSの集散が早いプロではスピードが足りずにパワーが有っても通用しないRBの典型的なパターンに見えます。パワーランナーとしては上体が高いのが気になりますし、指名して欲しくない選手です。

　21位までWellsが落ちてきたら無条件で取る事を希望しますが多分無理な願いでしょう、その際には28位でBrownを指名する事を期待します。なんにせよ、Buckhalterの穴は埋めなければならないのですから1日目の指名は確実でしょう。