イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ランアンドシュートって言うかスプレッドって言うか・・・

2023-10-19 10:17:16 | イーグルス
 6週目の@NYJ戦は14-20で逆転負け、5勝1敗となりました。

 Lane Johnsonが負傷退場、Jacl Driscollが出場しました。
 これまで対戦相手を圧倒してきたOLがもともと強力なNYJのDLに劣勢に立つことになりました。
 D’Andre Swiftが10回で18ヤードとランを完全に抑え込まれる事になります。これまで150ヤードペースでランを出し、試合後半のタイプキープをしてきた訳ですが、今年初めてOLが敗北すると同時に攻め手を失ってしまいました。

 レッドゾーンでのTD率の低さ、同時に試合を決定する4QのINTの場面。2週前から感じていた事なのですが、今年のオフェンスがランアンドシュートに近い特性を持って居るように思うのですよね。
 レシーバーは縦に走るの中心(だから今年は定期的に30ヤード前後のロングが出ます)スイングするRBへのパスでQBへのプレッシャーを軽減させる。試合後半はOLの強さを活かしてランを出していく。
 これが上手く回っている時は強いのですよ。ただ、Jalen Hurtsの欠点なのか、コーチ陣が嫌がっているのか、アンダーニース(DLの裏側LBの守る地域)を横切るレシーバーへのパスが今年は(今年も)極端に少ないです。奥にスペースの有る時にはレシーバーの優秀さを活かして縦一発の怖さをチラつかせる事が出来ますが、奥が無くなるレッドゾーンだと密度の濃いパスディフェンスになります。この時に有効なのが、高さになりますが、今のEaglesにはDallas Goedert以外に高さのあるレシーバーが居ませんからねえ・・・

 DeVonta Smithって本来、縦に走るよりも、10ヤードくらいで90度曲がって横切るインアウトのルートに持ち味があるレシーバーなのですが、それが出ていません。レッドゾーンでSの守備範囲の隙間に入り込むような動きが得意なはずなのにやらせてもらえていません。

 これは推測なのですがHurtsがDLにブロックされるのを極端に嫌がっているのではないかと思うのですよねえ。そこそこ長いボールは右左真ん中散らすのですが、短いパスってOLとDLの戦う範囲の外ばっかりでDLの頭の上を超えるショートはほとんどないと思います(検証する時間ないのですけどね・・・)
 これが、レッドゾーンでの得点力不足の原因だと思います(OL最強でランが出てるのにTD取れないって普通じゃないですからね)
 INDから1年だけ来たZach Pascalのような高身長ポゼッションレシーバーが得点力改善には必要だと思います。と言うか思っていたらJulio Jonesと契約しました。DeVontaを上手く使えないチームがJulio使えるのかな?と疑問も有りますが、10-15ヤードくらいの隙間を埋める選手として有効な打開策になるかもしれません。もちろん、DLの上を超すのを嫌がっているように私は見ているので、(レシーブヤードはそれなりに出たとしても)レッドゾーンでのTD率にはあまり貢献しないかもしれません。

 4QのINTは待たれていました、縦に走らせてオーバーショルダー気味に投げてA.J Brownが体を入れて捕る。ワンパターンが過ぎました。あの場面でレシーバーが横に入ってこないと見切られてしまうとあの形の事故が増えますね。


  Lane Johnsonの穴ですが、致命的な怪我ではなく、今週のMIA戦は欠場しても数週間という感じではないようです。Eaglesの伝統的に、試合中にOL入れ替えた場合致命的な穴になりますが、欠場が前から決まっている試合のバックアップOLはそこそこがんばってくれる(そうなるように準備する)のは得意なコーチ陣なので、なんとかしてくれるでしょう。


 S陣の怪我も積み重なっていますし、CBも欠場者が増えましたね。2-3週程度の怪我が多いようなので何とかやりくりして欲しいものです。ただ、MIAはCBとSの引継ぎが必要な速いレシーバー居ますからねえ。個々の能力も連携と言う意味でも苦戦する事になるでしょう。

 OLが圧倒しないと勝てない、となってしまうと強力なDLのチームに勝てない。になってしまいます。
 Hurtsがアンダーニースを横切るDeVontaに7ヤードを投げる場面が増えていくか。全員縦に走ってどこかに投げる、のパターンから脱却できるか。この2点をMIA戦では見たいと思います。
 まあ、横切るレシーバーにパスを合わせられないのがHurtsなのですけれどそこは練習してもらいましょう。・