開幕戦に勝利

　2019シーズンが開幕しました、ホームにWASを迎えての開幕戦は前半7-20とリードを許しましたが後半追い上げ32-27で逆転勝ちしました。

　Vernon Davisへのタックルミスなんかは上手く弾かれてしまった感じで仕方ないような気もしますが、このパスを取られるまでのカバーにしてもS Andrew Sendejoのゾーンカバーの前後のゾーンの切れ目が狙われました。ランサポート型のSなのでしかたがない面も有りますけれど、ここは欠点として狙われるでしょう。
　次に貰ったTerry McLaurinとRasul Douglasの1対1でのスピード不足、ここは単純にSのサポートが無いとDouglasは縦速くないだけなのですけれど。モーションさせた時にマークするLB/DBのスイッチを見てカバーを特定する動きに対して素直にマッチアップを見せ過ぎている印象を持ちます（もちろん、裏をついている時もあるのでしょうけど）

　全体としては、サックは少なくてもQBにプレッシャーは掛けていましたし、OLとDLの力関係は明らかに上でした。前半戦に一発を2回貰ってしまっただけと言えなくもないでしょう。


　オフェンスは後半、Alshon JefferyとJosh Normanのマッチアップで短いのを続けて成功させた辺りからWAS側の対応を逆手に取り始めました。
　あとは、DeSean Jacksonの縦の怖さをこれから対戦するチームに見せ付けた事が大きな収穫です。Sが付かないCBとの1対1では相手にならないのは今後のラン・ショートエリアのパスに有益になるでしょう。
　OLも問題なくCarson Wentzを守り、RB3人それぞれ活躍しての123ヤードのランを切り開きました。ルーキーMiles Sandersは11回25ヤードと数字はイマイチですし、ゴールライン前連続でロスしたりしましたけどその前の真ん中を走りぬけたプレイや、JJAWがNormanの演技の餌食になって取り消しになったランを見ても、NFLで通用する選手として認めて良いでしょう。

　縦で抜けるDeSean,相手エースと戦えるJeffley,苦しい時に取れる位置に入れるErtz、ここに3人のRBとAgholorまで居るのですから、この試合のように前半かみ合わなくても後半対処する期待が出来るタレントを揃えました。


　途中、Brandon Brooksが下がりHalapoulivaati VaitaiがRGに入り（上手くかみ合わずに戻しましたけど）ベテランを休ませる所も有りました。
　DT Malik Jacksonが左足の怪我で後半休みました、MRIを取るようですが本人は軽い怪我とコメントしているようですし、大きな怪我ではないのでしょう。
　Ronald Darbyは100％に近い状態に見えましたし、戻して正解でした。逆にAvonte Maddoxが少し良くなかったように見えました。少し心配です。



***追記***
　Jacksonの怪我は重傷でIRに登録する事になりました。復帰次期については今は分からない、今後いくつかの検査をしてみないと分からない。と記者会見でHC Doug Pedertsonがコメントしています。
　12月くらいでも戻ってこれる怪我なのか、シーズンアウトなのか？少しでも早く復帰できるような怪我だと良いのですが・・・
***追記終わり***


　後半挽回出来たので良い所が出て終わった形ですけれど、WAS相手に前半2発貰ったのは良くないですね。それでも、プレシーズン出ないまま開幕を迎えたベテラン勢が無事に1試合終えた事と怪我人が出なかったことは素晴らしい結果です。素直に喜んでいい試合としましょう。