イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ロスター分析

2008-08-31 18:44:18 | イーグルス
 53人枠がひとまず決まりました。オフェンス25人ディフェンス25人スペシャルチーマー3人の編成です。

 QB 3 Donovan McNabb  Kevin Kolb  A.J Feeley

 プレシーズンゲームでKolbはFeeleyを超える成績を残しました、コーチ陣の期待通りにKolbを2番手に据える事になります。怪我の増えたMcNabbですが、ミニキャンプでの肩の痛みさえ再発しなければ体調万全でシーズンに臨みます。Feeleyを放出してQB2人体制にする可能性も残っています。

 RB/FB 4 Brian Westbrook  Correll Buckhalter  Lorenzo Booker  Tony Hunt

 オールプロWestbrookは契約延長を勝ち取りシーズンを向かえます、Buckhalterもプレシーズン好調ですし問題ありません。KR争いに敗れ、レシーバーとしては有効ですがボールキャリアーとして数字を残していないBookerが使えるかはまだ未知数です。
 HuntはFBとしてのロスター残留ですが、コンバートされてまだ2週間ですしシーズン序盤はつまらないミスをする事を覚悟する必要があるでしょう。

 WR 6 Kevin Curtis  Reggie Brown  DeSean Jackson  
 Jason Avant  Hank Baskett  Greg Lewis

 スポーツヘルニアの手術を受けたCurtisは前半戦欠場する事になりそうです、足首、腿の怪我を負うBrownも万全ではなさそうです。スロットに固定されるAvant,ワイドアウトに戻って復調気配のBaskettには成長が見られます。2巡指名のDeSeanはプレシーズン絶好調、怪我無くこのまま1シーズン過ごせるならばルーキーオブザイヤーを手に入れる可能性が十分に有りそうです。

 TE 3 L.J Smith  Brent Celek  Matt Schobel

 怪我の癒えたL.Jの復帰がレッドゾーンでの得点力不足解消に役立つはずです。オフシーズン肩の手術をしたCelekはやや出遅れ気味ですが、プレシーズン後半復調してきました。SchobelはFA加入のKris Wlisonを蹴落としましたが、能力面で期待は出来ません。

 OL 9 TRA Thomas  Todd Herremans  Jamaal Jackson
 Shawn Andrews  Jon Runyan  Max Jean-Gilles
 Nick Cole  Winston Justice  Mike McGlynn
 
 コンビを組んで9年、TRA,Runyanがコンビを組む最後のシーズンになります。Andrewsは練習を欠席した事がスタミナと言う面でシーズン中盤以降影響が出来かもしれません。HerremansはGillesの調整を退けスターターを守りきりました。
 Gillesはプレシーズンゲーム最終戦で左膝を捻挫し、長期欠場の可能性も有りますがまだ検査結果は公表されていません。Coleは今年今まで以上にFBとして起用される事になるでしょう。

 DE 6 Trent Cole  Jauqa Parker  Darren Howard
 Chris Clemons  Bryan Smith  Victor Abiamiri

 手首を骨折したAbiamiriの復帰は早くても中盤以降になるでしょう。キャンプで好調と伝えられたもののプレシーズンゲームでプレイタイムを貰っていないHoward,ふくらはぎの怪我でキャンプ後半から休んでいるClemonsの状態には不安が残ります。ドラフト3巡Smithはサードチーム相手に圧倒しましたが、ファーストチームを相手に出来るのかは未知数です。

 DT 4 Mike Patterson  Brodrick Bunkley  Trevor Laws  Dan Klecko

 不動のスターターコンビは今年も順調に過ごしています。2巡指名Lawsが3番手、FBとして獲得したCleckoはDTに戻して成功しました。ランストップ専門要員が居ません、キャンプで怪我をしたKimo von Oelhoffenの回復を待っていると言う噂も有りますが、他所をカットされた選手から1人入れる可能性も有ります。

 LB 6 Omar Gaither  Stewart Bradley  Cris Gocong
 Akeem Jordan  Joe Mays  Rocky Boiman

 新スターターBradleyを加えた若いユニットになりました、サイズが大きくなりインサイドへのランディフェンス強化が期待されます。バックアップの3人は共に素晴らしいスペシャルチーマーです。

 CB 4 Asante Samuel  Sheldon Brown  Lito Sheppard  Joselio Hanson

 Sheldonがスターターを確保した模様です、バックアップに降ろされたLitoは開幕までの契約更改を求めていましたが今の所ホールドアウトする事はなさそうです。オールプロCBをニッケルで使える素晴らしいユニットになりました。

 S 5 Brian Dawkins  Quintin Mikell
 Sean Considine  J.R Reed  Quintin Demps
 
 Dawkinsが足首の怪我で開幕戦出場に間に合うかぎりぎりです、もう1人のスターターMikellは順調のようです。Considine,Reed,Demps3人ともパスカバーに大きな不安が残ります、ドラフト時にはCB転向も噂されたDempsの成長を期待します。

 K David Akers  P Sav Rocca  H Jon Dorenbos  
 KR Quintin Demps  PR DeSean Jackson

 Akersはプレシーズンでも45ヤード程度を連続して外しています、去年40ヤード以上9回蹴って2回しか成功していないAkersの衰えは顕著です。Roccaは安定感が出てきました、20ヤード以内に落とすコントロールも向上しています。マジシャンDorenbosも順調のようです。
 プレシーズンゲームでリターンTD揃い踏みを見せたルーキーコンビはリターンゲームを大きく向上させてくれるでしょう。


 専任のFBが居ない事、DT,DBの層が薄い事は気がかりです、FBを入れる事は無いでしょうが、ディフェンス強化の為の入れ替えは有るかもしれません。

53人枠確定

2008-08-31 08:09:37 | イーグルス
 昨日の8人に続いて、12人をカット、2人をIRリストに登録して53人枠が確定しました。1-2人は他所のチームから拾って入れ替える予定だと思われます。

 IRに登録されたのはプレシーズンゲーム元気いっぱい駆け回っていたドラフト7巡King Dunlapとこっちは本当に怪我しているっぽい6巡指名のMark Gibsonの2人です。
 Dunlupは知名度は1巡、素材は3巡、性格は25巡と評価したドラフトサイトが有るようなお馬鹿さんなのですが、TRAが今シーズン限りで退団するでしょうし残しておきたい人材でした。怪我なんかしていないのは分かりきっていますが、Dunlapと合意したのであればそれで良いのでしょう、少なくとも給料は貰えますから。Gibsonは肩の怪我でキャンプから不調だったようです。

 カットされたメンバーの中で意外だったのはDE Jerome McDougle,FB Jason Davis,G Scott Young,TE Kris Wilson辺りでしょうか。
 McDougleは1巡指名から6年目にしてついに怪我無しでキャンプ・プレシーズンゲームを乗り切り、セカンドチームとして毎試合サックを記録するなど絶好調でした。今年の3巡指名Bryan Smithと5番手6番手を争ってはいましたが、DT陣に怪我が相次ぎDE6人編成が予想されていたので53人枠に残る物と考えていました。手首の骨折で手術を受けているVictor Abiamiriが6週目までに復帰する可能性が有ると判断したのでしょうが、ここはAbiamiriをPUPに入れて、McDougleを前半戦試すべきだったと思います。私はMcDougleのカットは致命的な判断ミスだと考えています(と言っても、活躍するとは思っていないのですが・・・)

 DavisとTony HuntのFB争いはHuntが勝ちました、ただこれまで常にエースRBとしてのキャリアを送ってきたHuntにFBとしての仕事が出来るのか、この点に大きな不安が残ります。ただ、ルーキーDeSean Jacksonの好調で、Reggie Brown、Kevin Curtisとの3WRセット多用を考えてのFB軽視からショートヤードランナーとしてのHuntを残したと考える事は出来ます。

 Youngのカットはミニキャンプの無断欠席から噂されていましたが、TRA,Jon Runyanの両ベテランが休養を取っている時にはLGのファーストチームにも入っていましたし、プレシーズンゲームでも好調と言われていました。先日膝を怪我して検査中のMax Jean-Gillesの怪我が軽傷で済んだと言う事でしょうか。

 WilsonはKCから4年契約で加入してきたばかりなのですが、あっさりカットされました。キャンプ中も4番手から上がれませんでしたし、プレシーズンゲームでも良い所なしでした。ただ、Matt Schobelよりはブロック力が有ると判断していたので、2TEセットの2番目としては使い所が有ると考えていました。

 他にカットされた選手は、FB Jed Collins、WR Jerome McDougle、Jamal Jones、Michael Gasperson 、OG Stefan Rodgers、DT Mike Marquardt、LB Andy Studebaker、CB Kyle Arringtonです。
 Gaspersonはプレシーズン3戦4戦で活躍したのですが、残る事ができませんでした。ここもスポーツヘルニアの手術を受けたCurtisをPUPに入れる事も出来たはずですが、カットになりました。
 StudebakerはRocky Boimanを追い落としてLB6番手として残る可能性が十分に有ると考えていましたが、カットされました。PSでの再契約を期待します。

 逆に、残った選手ではSの5人編成が気になります。Sean ConsidineとJ.R Reedを両方残す意味は無いでしょう、どちらもパスカバーが出来ないランストップ専用です。Quintin Dempsをリターン専用枠と考えたのかもしれませんが、パスカバーが出来ないConsidine,Reed2人を残すのは危険です。
 3番手のTE Matt Schobelもどこで使うのかが見えてきません。怪我が多いL.J Smithの為のデプス確保なのでしょうが、FAに置いておいても誰も取らないでしょう・・・。
 DTが4人編成です、FAで良さそうな選手が居れば獲得する事が考えられます。


 私が残して欲しかった選手と若干違っては居ますが、これはコーチの判断ですから従う他有りません。カットされた選手の中ではStudebaker,Davis,Marquanti辺りがPSに残る事になるでしょう。