倒壊

熊本で頻発する大地震で、歴史的建造物も大きな打撃を受けている。
城好きであり、４年前には実際に訪れているだけに、熊本城の状態はとても気になる。

最初の地震では、一部の石垣が崩れただけと聞いていたが、相次ぐ大地震に多くの石垣や櫓にも被害が広がってきている。
城と言うとどうしても象徴的な天守に注目が集まるが、僕としては昭和に再建された天守よりも、国の重要文化財に指定されてる現存櫓の方が気になる。

北十八間櫓と東十八間櫓は石垣ごと倒壊した。
長塀も倒壊し、宇土櫓も一部が崩壊した。
平櫓もダメージを受けているという。
約４００年も存在し続けてきた物が崩れたということだけでも、今回の地震の規模の大きさがわかろうというものだ。
熊本城の復旧には数十年かかるとの見方も出ている。
熊本を象徴する建物とはいえ、復旧は住民生活に直接かかわるものが最優先されるのは当然のこと。
自分が生きているうちに、熊本城の復活を見るのは難しいのかもしれない。

４年前に撮った熊本城の写真を載せる。

天守


長塀


東十八間櫓


北十八間櫓


宇土櫓


宇土櫓


東十八間櫓(中央)と北十八間櫓(右奥)。下に写ってる屋根が、今回の崩落で押しつぶされた熊本大神宮の社務所

情報がないが、立派な石垣が現存する八代城の状況も気になる。
現存櫓がけっこう残ってる大分の城の状況も。

熊本、大分に元気を[[EE:SE337]]