女帝［エンペラー］：チャン・ツィイー

女優力　６２％！　　　（今回は、恐い役？）

笑うと可愛いはず？のチャン・ツィイーだが、今回は終始恐い顔。
しかし、女帝と言うほどの貫禄はないような、、、
４つ年上の義理の息子の皇太子を想う女心は分かったが、
後はいまひとつ何考えてるんだか分からなかったし。
恐い顔の迫力もいいんだが、その一面だけではつまらない。
もっと色んな面を持った恐い女でいてこそ、危険な女、
女帝らしい貫禄が出るのではないかな。
線が細い彼女なればこそ、そんな気もする。
もう一人、皇太子を思う女性の役の女優さんが
ちょっと変わった顔ながらも良い役を演じてたんで、
ちょっとチャン・ツィイーも食われてたかも？
チャン・ツィイーの素晴らしいバックヌードが拝めたが、
あまりにも奇麗だったなぁ、もしや吹き替えか？

さて、映画は素晴らしい映像に見とれてるうちに
だんだん話がスカスカな気がしてきた。
ハムレットがベースらしいが、、、なんもない。
やはり日本人的な見方をしては楽しめない映画かな？
映像やダンス等を、お話と全く関係なく楽しむべき映画か。
心情的には、むしろ悪役の皇帝の方が一途で理解しやすかったかも。
最後のチャン・ツィイーに寄せる想いには、
彼女もぐっときたんではと思ってしまった。
なんか存在感の薄かった皇太子よりよっぽどましな気が、、、
結局、チャン・ツィイーの女帝って何だったのかも
よく分からなかったね。
だいたい、女帝ならエンペラーじゃなくエンプレスだろうし。

ところで、この映画最大の謎。
最後の剣は、どこから飛んで来たのか？
誰か教えて（＾＾；；；