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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

祈り

2011年01月30日 | 小山卓治
一昨日の四谷天窓.comfort

小山卓治と磯部舞子の〈祈り〉

   打ち寄せる波のように
   くり返す祈りが
   かなえられる日が来るまで
   戦い続けよう

ギターを叩く小山卓治と
それに絡むベチコのバイオリン
会場から自然に大きくなる歌声は
何とも心地よい一体感となって会場を包み
その場にいられたことに
ただただ感謝してしまった。

そして母を想った。

亡くなった母が書きためた短歌が
大学ノート2冊ある。
その短歌の多くは
そのまま母の祈りそのもので
彼女の家族や自然、生きるものすべてのものへの愛が溢れていて
そのことばのひとつひとつ
ことばとことばの間に
母の人柄が滲み出ている。

三回忌の今日
その中からいくつかを披露し
集まった皆で母を想った。

かつて人がよく集まった母の家は
今やただただ大きいばかりの淋しい家になったが
今日だけはまるで昔のように
大きな笑い声と
廊下を行き来する足音と
温かな料理の匂いに包まれた。

母の一番の祈りは
皆が幸せで健康に
そして仲良く過ごせることだったことを
改めて思いだした。














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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ゆう)
2011-01-31 07:28:12
常日頃思う事。
残された者たちが
幸せでいる事が
最大の供養になるのよね。
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Unknown (kanon)
2011-01-31 21:31:00
YouTubeで談合坂パーキングエリア~前夜、観ました。
歌の広がりに、驚きました。

おおらかで、深く、優しく
素晴らしかった。
胸打たれました。


お母様の三回忌だったんですね。
人が残せるものは少ないけど、
出逢った人の心を通して、想いは残る
と聞いたことがあります。

お母様の、愛に溢れた笑顔が
お母様の出逢ったみんなの心を通して
いつまでも、残ることを
お祈りいたします。



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Unknown (pikake)
2011-02-01 18:07:23
ゆうさん

母が亡くなって一番痛感したことは・・・
家族は「母」を中心に
廻っていたこと。

だから母亡き今は
努力を続けないと家族の糸はいつ切れてもおかしくない。
ばばなき「ばあちゃんち」には
孫も行く理由がなくなってしまった。
それでも私は行き続けたいです。
だって私にとっては心の拠り所だから。
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Unknown (pikake)
2011-02-01 18:37:00
kanonさん

四谷天窓で〈前夜〉が始まったとき
ドキッとして動揺しました。
「泣かせるなよ!」って思った。
深く優しい音に包まれて
幸せを感じました。

私は一度親(故郷)を捨てたことで
心から親を愛せるようになったと思います。

逆にそれができなかった姉は
素直に愛を表現できず
どこかに怒りや後悔をも持っています。

母が遺していってくれたものは
どれをとっても目には見えない大事なもの。
そして私自身、あるいは姉自身が
自分で気づいて育んでいかなければならないものなのかなって
最近つくづく思います。

「愛に溢れた笑顔」

私もそんな風に人の心に残れたらいいな。
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