私は四方を山に囲まれた盆地に生まれて育った。
ジャングルジムのてっぺんに昇って
ぐるっと四方を見渡しても
山々がそびえ立ち
それは小さな私には
夢を阻む大きな壁のようにさえ思えた。
家の近所に
今では世界的に有名な女流画家の実家があって
当時、彼女がNYでストリーキングをやったらしいという話は
誰でも知っていることで
子供心にも漠然と
「NYはなんでもできるところ」なんだと感心し
それはやがて
「NYは夢を叶えてくれるところ」と
はっきり意識するようになった。
そしてたどり着いたNYの街の光は
24時間絶えることなくキラキラ輝いていた。
世界中から同じような夢を持って集まった“僕ら”には
輝かしい未来が約束されているような錯覚すらあった。
幻のような半端な夢だとどこかでわかっていながらも
それはきっとかなえられると
そう摩天楼は思わせてくれた。
ILLUSION
詞:小山卓治 曲:小山卓治
電車が止まり扉が開くと
僕らは行列を作り
まぬけな顔とすきだらけの背中で
通りへドッとくり出し
都会のチンケなジョークにただ笑う
君のアメリカンはコーヒーだけじゃなく
今に始まったことじゃない
綺麗な服着て綺麗な店で
おいしいものを食べてる君は
みんなとまったく同じに素敵だ
僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける
子供達はアスファルトの公園で
膝を擦りむきながら
自分達の未来を切り刻む
大人達をにらみつける
細すぎる足と腕をふり回し
セントラルパークのダンサー達は
労働者階級のヒーローを目指し
借り物の50's にステップをそろえ
自分の額の汗に酔いしれる
僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける
ILLUSION IN THE CITY
ジャングルジムのてっぺんに昇って
ぐるっと四方を見渡しても
山々がそびえ立ち
それは小さな私には
夢を阻む大きな壁のようにさえ思えた。
家の近所に
今では世界的に有名な女流画家の実家があって
当時、彼女がNYでストリーキングをやったらしいという話は
誰でも知っていることで
子供心にも漠然と
「NYはなんでもできるところ」なんだと感心し
それはやがて
「NYは夢を叶えてくれるところ」と
はっきり意識するようになった。
そしてたどり着いたNYの街の光は
24時間絶えることなくキラキラ輝いていた。
世界中から同じような夢を持って集まった“僕ら”には
輝かしい未来が約束されているような錯覚すらあった。
幻のような半端な夢だとどこかでわかっていながらも
それはきっとかなえられると
そう摩天楼は思わせてくれた。
ILLUSION
詞:小山卓治 曲:小山卓治
電車が止まり扉が開くと
僕らは行列を作り
まぬけな顔とすきだらけの背中で
通りへドッとくり出し
都会のチンケなジョークにただ笑う
君のアメリカンはコーヒーだけじゃなく
今に始まったことじゃない
綺麗な服着て綺麗な店で
おいしいものを食べてる君は
みんなとまったく同じに素敵だ
僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける
子供達はアスファルトの公園で
膝を擦りむきながら
自分達の未来を切り刻む
大人達をにらみつける
細すぎる足と腕をふり回し
セントラルパークのダンサー達は
労働者階級のヒーローを目指し
借り物の50's にステップをそろえ
自分の額の汗に酔いしれる
僕らは光に集まり都会を作った
そしてビルの影でチャンスをうかがいながら
幻のような半端な夢を見続ける
ILLUSION IN THE CITY