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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

Seed Song Project

2010年07月06日 | 小山卓治
2001年

当然のようにそこにあったもの

それが消えてなくなってしまうということが

現実にあって途方に暮れた

ワールドトレードセンターの消失。


時間が経っても

受け入れがたい空しさや哀しみは

変わらずにそこにある。


小山卓治はその消失から半年後

ワールドトレードセンターの跡地“グラウンドゼロ”に立った。



そして彼は〈種の歌〉に彼の祈りを託した。



2010年

彼は新しいプロジェクトをスタートさせる。

Seed Song Project


彼が“種”に託した祈りを

もっともっとたくさんの人たちに向けて

国境を越えて

世界に向けて。


種の歌のメッセージに

たくさんの人が耳を傾けて

そこからまた種を飛ばしてくれたらいいな




   種の歌


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   たんぽぽの種は空を飛び
   小さな庭に花を咲かせた
   少女がちっちゃな指で花を摘み
   海を渡る父に贈った
   花は歌う 小さな声で
   笑って、さあ笑って、と

   たんぽぽの種は空を飛び
   国境の丘に花を咲かせた
   赤い雨に打たれ咲く花は
   たくさんの靴に踏みつぶされた
   花は歌う 小さな声で
   笑って、さあ笑って、と

   たんぽぽの種は空を飛び
   廃墟の街に花を咲かせた
   人はみんな黙りこんだまま
   花に気づかずこうべを垂れた
   花は歌う 小さな声で
   笑って、さあ笑って、と

   たんぽぽの種は空を飛び
   兵士の墓に花を咲かせた
   両手を合わせひざまずく妻は
   花の上に涙こぼした
   花は歌う 小さな声で
   笑って、さあ笑って、と

   たんぽぽの種は空を飛び
   小さな庭に花を咲かせた
   窓辺のベッドで眠る赤ちゃんの
   かたわらにそっと花は飾られた
   花は歌う 小さな声で
   笑って、さあ笑って、と