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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

根寄生植物

2008-12-01 | 研究ノート
・試験地内の会議。色々と報告や審議をしているとあっという間に2時間が経ってしまう。もう少し短くできそうなものなのだが、当方の手際ではこれぐらいが限界だろうか。試験地内を少し見回ると、ずいぶんと紅葉が進んできたことを感じる。当試験地の場合、カエデの園芸品種がたくさんあり、色のバリエーションが楽しめる。



・見学路は落葉が積もっており、歩いたときの足音が心地よい。



・4時からKさんによるゼミ。ヒノキの防御機構と根寄生植物に関する話題。いずれも植物ホルモンに着目しての研究。植物ホルモンの世界も奥が深そうだが、樹木の形態形成における効果についてもう少し掘り下げて理解したいと感じた。

・根寄生植物の話題では、自分では葉緑素を持たずに作物の根に寄生する雑草Orobanche minor (ハマウツボ科)を防除するために、播種実験においてサリチル酸とジャスモン酸を添加して発芽抑制・寄生抑制効果を調べたというもの。根寄生植物へのこれらの添加効果は結果もクリアーだった。

・根寄生植物の代表格のハマウツボ科は、日本でも普通に見ることができる(帰化植物の方が有名?)。梅雨時期にしか見られないらしいので、来年は気をつけてみたい。ところで、居室で黒光りする大きい昆虫をついに見つけてしまった。実のところ、当方はこの昆虫だけは大の苦手なのである。東京に来れば仕方がないのだろうけど、これはキツイ。

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