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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

75林班再生林地はぎ試験地

2008-10-22 | フィールドから
・昨日でサンプリングが終わったので、Mくんとともに標高別試験地に設定したネズミトラップの回収にくっついていく。”高標高のネマガリダケの中ではネズミの密度が高いのでは?”という当方の予測は見事に外れたようで、どこでも満遍なくという感じであった。



・一通り終わったところで、75林班の再生林の地はぎ試験地を見に行く。今年はウダイカンバも豊作のようで、実にたくさんの種子が降り積もっていた。これは期待できそう。



・ここでは、50×40m、50×20mが2箇所ずつ皆伐され、地はぎが行われている。この試験を通じて、地はぎの適正面積が分かるはず、なのだが・・・。



・東山作業所の裏から降りてくると、そこはカラマツ雑種F1の試験地である。久しぶりにみると、ものすごい成長である。植えた当初の曲がりも気にならなくなった。生存率も非常に高そうで、これなら儲かる林業ができそうな気になってくる。育種の力は偉大である。



・最後に、樹木園で標高別の試験地やブナの産地試験地などを見る。Oさんの頑張りで看板が整備されている。いざ自分が見学者になってみると、これらの情報は実に嬉しい(Kさんたちも看板の写真を撮っていた)。苗畑も床替え年が分かるようになっていた(進化しているねえ・・・)。ちなみに、K林長のブナ産地試験地では結局霜害で枯死した個体はいなかったらしい。6月時点では絶対何個体かは枯れると思ったんだけど・・・。



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