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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

食欲の秋

2007-08-29 | フィールドから
・アカエゾマツの合同調査。今回は土壌サンプルの採取と紫外線測定、ならびに大麓山山頂付近の個体の樹冠幅測定と球果採取という内容である。今日は、大麓山の仕事を一気に片付けることに。登山道に、リスのものと思われるハイマツの食痕。これはいいエネルギー源だよねえ。人間が食べたっておいしそうだ。よく見ると、枝の上にも饗宴の後が・・・想像するとかわいい。



・6月末の調査であれほど花が咲いていた大麓山山頂の集団だが、思ったよりも球果が目立たない。開花スコアのデータと見比べてみても、それなりに咲いたはずの個体で数個しかなっていないものも・・・。よく見ると、花が傷害を受けたのか、球果になりきらなかったものが相当に多い。やっぱり厳しい環境なのだなあと改めて実感。



・少し下がった1350m付近の集団では、球果の”なり”が少し良い。資源が多いと良くなるということであろうか。”持って帰った球果を母樹ごとに並べると、色や形が実に多様である。単純に面白い。


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