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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

きのこゼミ@秩父初日

2008-10-25 | フィールドから
・キノコゼミの秩父1日目である。学生11名は時間通りに、西武秩父駅に集合(素晴らしい!)。まずは川又学生宿舎まで移動して昼食。初めて訪れたのだが、なかなかいいところである。昼食後、まずは天然林(ブナ林)へ。安全なところまで異動してから学生達を野に放ち、最も楽しみにしていたであろうキノコ狩り。ところが、不思議なくらいキノコが生えていない。



・こりゃダメだというムードのなか、そこはS先生が見事に紫シメジを見つける。落ち葉から発生する割には大きいという色鮮やかなシメジである。これは一度湯がいて汁をこぼしてから調理する必要があるのだが、翌朝の味噌汁は実にうまかった。



・散々探したが今ひとつ見つからないままに下山。下山途中には猛毒コレラタケ。確かに食べたくなるような見た目だ。



・人工林(カラマツ)に入った途端、ハナイグチなど食用キノコがあちこちで発見される。天然林の方が人工林よりも多いという当方たちの予想に反し、実に豊かなキノコ相であった。やっぱりキノコ狩りは見つからないと盛り上がらない。



・夕食では山採りキノコ、S先生ご自宅の缶詰キノコを加えた秩父名物”おっきりこみ”。”ほうとう”が山を越えると”おっきりこみ”になるらしい。うどんの太さが特徴だが、キノコ風味も加わってさらにうまい。



・夕食後、S先生による毒キノコ講義。毒と一口に言っても、神経性毒、食中毒、細胞を壊死させる毒など、色んな種類の毒があることに感心?。迷信が多いのも毒キノコの特徴のようで、確かに子ども達は派手なものが毒キノコだと思っている。事故例が多いのはツキヨタケ。このキノコの名前の由来は、暗闇で光ることだということで、さっそく2階にみんなで行って、真っ暗闇で目を凝らす。最初は何も見えなかったのだが、ツキヨタケの裏側がうすぼんやりと白っぽく輝くのに感動。しかし都会では、これだけの暗闇を見つけることの方が難しいだろう。

・酒とマージャンもないということで、なぜかトランプすることに。大富豪に混ぜてもらったのだが、八切り(8が出ると強制的に流れる)、縛り(同じマークが出た途端、次からはそのマークで切らなければならない)など、色んなルールが加わっていることに愕然。それにしても、大富豪をやると、個人の性格が分かってなかなか面白い。

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