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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

講義とゼミ発表のダブルヘッダー

2006-12-22 | 研究ノート
・何とか準備を間に合わせ,講義とゼミ発表のダブルヘッダーをこなす.講義では,相変わらず反応が薄くて,自信がなくなる.毎年,興味を持って講義後に質問に来てくれるのは一人くらいである.時間的には測ったようにぴたっと12時で終了となる.項目的にはちょうどいいのかもしれんが,もう少し内容を工夫した方がいい,のだろうか.

・午後からゼミ.5名の発表ともなると,だんだん意識が朦朧と・・・.Iくんの発表では,シカ柵内での立枯れ病が初期に密度依存的に発生し,中期からは個体密度が減少するために密度依存性がなくなる,という興味深い知見が得られそうだ.データの量が多いので,取捨選択が大変そうだが,がぜん面白くなってきた.Nくんの方はというと,かなりの方向変換をしたようで,当方が聞く限りではそれなりにリーズナブルな気もするが,何やら新たな迷路の入り口に立っているような危険な香りも・・・.

・さて,ゼミでの発表.今回はトドマツのお話.発表後,わざわざ来た頂いたI先生から厳しい指摘(というよりもお叱り)を受ける.現象の細かなプロセスを一つ一つ説明するところを飛ばして,夢のような仮説を立てたところで想像上のお遊びに過ぎないと・・・.いくつかの言い訳はあるにせよ,そのように感じられたのは,こちらのプレゼンが悪かったのは事実ということで,これは猛省すべきである・・・.

・この歳になると,厳しく指摘されるような機会はほとんどなくなってしまうので,これはしっかりと受け止めなくてはいかん.いずれにしても,これからの課題として,一つ一つの現象をきちんと明らかにすることが大事だというで・・・.具体的には,死亡要因をきちんと特定すること,倒木ごとの質や環境をきっちりと測定すること,第一ステップだろうと認識しなおす.ただ,現在進行形の論文の中でできることは限られているので,今回の結果から「言えること」と「言えないこと」を峻別すべきだと反省しきり.

・ゼミ終了後,忘年会.3日ぶりにアルコールを体内に入れる.昨日からすると,格段に体調は戻っているのだが,アルコールを入れるとやはり駄目だ.のどが痛くて,もはや声が出ない.こりゃ駄目だということで,2次会には参加せず,早々に退却.ゼミのサブタイトルは”逃げるトドマツ・・・”としていたわけだが,まさか自分が”逃げる”ことになろうとは・・・.

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