・早起きして渓谷を散策。紅葉と沢の組合せが美しい。マイナスイオンを浴びてリフレッシュ。

・本日はキノコを通じて人や社会をみるというのがテーマ。まずはナメコ生産者のYさんを訪ねる。ナメコの生産は現在、80日間が1サイクルになっている。培養するにつれて、最初は粒にしか見えないナメコが徐々におなじみのナメコへと変貌していく様が興味深い。ナメコの菌床栽培を見るのは、みんな初めての経験だったようだ。

・次に、スーパーベルク影森店でNさんと待ち合わせる。この店舗は店内が明るく、品物もいかにも新鮮そうで、買い物をしたくなる雰囲気に溢れている(自宅近所にも欲しい!)。従業員の食堂にて、Nさんのお話を伺ったのだが、秩父産のキノコの話から食品業界が抱える問題点まで、ワールドワイドに語っていただき、その迫力に圧倒された。野菜やキノコの産地について、”キャベツはここがうまい!”と断言する強さに感服。本当に食べることが好きで、(おそらく)買い付けをする際に自分で食べまくり、いいものを売るというのを徹底してきた「達人」の言葉である。
・最後は、廃ほだ木、原木からキノコ菌床栽培用のおがくずを生産しているA商店を訪問。ここでは、樹種(広葉樹、針葉樹ともに扱っている)や目の粗さによって、20種類もの”おがくず”を生産している。興味深かったのは、クワガタ生産用のおがくず(クヌギ100%!)も、それなりの規模で生産していたこと。オオクワガタの飼育本にもそういえば、菌床で育てるテクニックが書かれていたのを思い出した。

・社長に言われるまま、おがくずを少し掘って触ってみると、想像以上に熱を持っている。見た目とはまた違った面が見えてくる。ここA商店では、廃ほだ木や原木から色んなキノコが豊富に発生している。社長の「採っていいよ」、という一声で急遽、キノコ探しが始まる。シイタケ、ヤマブシタケ、キクラゲ、ヒラタケなど食用キノコが面白いくらい採れた(初日を圧倒してしまった!)。

・しかし、なんと言っても面白かったのは社長のお話。ほとんど漫談のようで、面白い話がどんどん飛び出してくる。社長は生き物も好きで、伝書鳩から”とんび”まで実にいろんな生き物を飼ったらしい。しかし、最初と最後にしきりにおっしゃっていたのは、「若ぇもんが山で木を伐ってくれなきゃ、俺りゃほんとに困るんだよ・・・」という言葉。自然環境ブームや就職難とリンクしない山仕事の実態を突きつけられる。
・本日は3名の人に会い、地域キノコから世界的な食糧問題、山村の問題まで考えさせられた。それにしても、秩父には「人物」がいるものだと改めて実感。学生達の目にはどのように映っただろうか。少し時間が経ってから聞いてみたい。

・本日はキノコを通じて人や社会をみるというのがテーマ。まずはナメコ生産者のYさんを訪ねる。ナメコの生産は現在、80日間が1サイクルになっている。培養するにつれて、最初は粒にしか見えないナメコが徐々におなじみのナメコへと変貌していく様が興味深い。ナメコの菌床栽培を見るのは、みんな初めての経験だったようだ。

・次に、スーパーベルク影森店でNさんと待ち合わせる。この店舗は店内が明るく、品物もいかにも新鮮そうで、買い物をしたくなる雰囲気に溢れている(自宅近所にも欲しい!)。従業員の食堂にて、Nさんのお話を伺ったのだが、秩父産のキノコの話から食品業界が抱える問題点まで、ワールドワイドに語っていただき、その迫力に圧倒された。野菜やキノコの産地について、”キャベツはここがうまい!”と断言する強さに感服。本当に食べることが好きで、(おそらく)買い付けをする際に自分で食べまくり、いいものを売るというのを徹底してきた「達人」の言葉である。
・最後は、廃ほだ木、原木からキノコ菌床栽培用のおがくずを生産しているA商店を訪問。ここでは、樹種(広葉樹、針葉樹ともに扱っている)や目の粗さによって、20種類もの”おがくず”を生産している。興味深かったのは、クワガタ生産用のおがくず(クヌギ100%!)も、それなりの規模で生産していたこと。オオクワガタの飼育本にもそういえば、菌床で育てるテクニックが書かれていたのを思い出した。

・社長に言われるまま、おがくずを少し掘って触ってみると、想像以上に熱を持っている。見た目とはまた違った面が見えてくる。ここA商店では、廃ほだ木や原木から色んなキノコが豊富に発生している。社長の「採っていいよ」、という一声で急遽、キノコ探しが始まる。シイタケ、ヤマブシタケ、キクラゲ、ヒラタケなど食用キノコが面白いくらい採れた(初日を圧倒してしまった!)。

・しかし、なんと言っても面白かったのは社長のお話。ほとんど漫談のようで、面白い話がどんどん飛び出してくる。社長は生き物も好きで、伝書鳩から”とんび”まで実にいろんな生き物を飼ったらしい。しかし、最初と最後にしきりにおっしゃっていたのは、「若ぇもんが山で木を伐ってくれなきゃ、俺りゃほんとに困るんだよ・・・」という言葉。自然環境ブームや就職難とリンクしない山仕事の実態を突きつけられる。
・本日は3名の人に会い、地域キノコから世界的な食糧問題、山村の問題まで考えさせられた。それにしても、秩父には「人物」がいるものだと改めて実感。学生達の目にはどのように映っただろうか。少し時間が経ってから聞いてみたい。