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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ヒノキ球果の変異

2008-10-15 | フィールドから
・天気予報が変わり、朝から晴天となった。16日になるかと思われたヒノキ球果採取の続きが急遽できることになった。10時半ごろから3人で採取開始。ちょうどお昼前に採取完了。2005年から球果採取を行っているが、総球果数は2005年が4712個、2006年が61個、2007年が59個、2008年が1631個である。個体が成長しているのを考慮すれば、むしろ並の下といったところであろう。



・午後から球果の計量。今回は1個体で256球果が最大。個体によって球果の色や形は相変わらず異なっており、その変異はいつも面白と思う。ガラス室で球果を乾燥させるために皿に並べて一連の作業は完了。今週一杯かかると思っていたのだが、やはり3人でやると早い。

・肝心の標高と球果数の関係だが、230数個体のうちこれを検討できるのが50数個体しかないことが発覚。IDのない個体のデータが使えないのが残念であるが、4年間の球果数のデータは貴重なので何かしらは結果が得られるはず。もう少し検討してみるとしよう。